放課後11 ページ11
PM.7:15
「これにする」
沈黙が流れていた空間に聞こえた声は優太のものだった。
押すボタンが決まったらしい。
赤いボタンのついた箱を持ちながらあたしの隣に座った。
そのボタンを見ていると、
本当にこのボタン一つで人を爆破するとか、正直ありえないって言うか…。
まあ、今まで色々あってこんな事言ってるのも何だけど…でもあたし、まだ冷静でいれる感じがする。
このあと、世界がひっくり返るくらいの出来事が起こるかもしれないのに____
「A、聞いてるか?」
「あ、ご、ごめんっ」
心配そうな顔をしてあたしの顔を覗く優太。
今日は心配かけてばっかだな…あたし。
「もし、このボタンが誰かを殺すことになったら俺は…」
「大丈夫だよ、優太なら」
「…え?」
「あたしは特に。皆が生き残るために…皆の為になるならあたしは死んでも大丈夫。でも死ぬのは怖い。でも、優太がそんなこと考えるなんて珍しい」
あまり弱音を吐かない優太。
「大丈夫。あたしが保証する」
「ありがとな」
すると、スピーカーが鳴りだした。
ふと時計をみると針は30分をさしていた
「時間になりました。では、十津川優太ボタンを押しなさい」
「はい」
そう言って優太はその場に立つ。
「じゃあ、押すぞ」
優太の言葉に全員が頷く
ボタンを押すと、一階の方から爆破音が聞こえてきた。
「只今、一階の1ー1が爆破しました。それでは次に藤澤まこと、8:00までにボタンを選べ」
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タナ(プロフ) - やさーんさん» よかったです!!このあと、見所ですっ!優太イケメンっすよね笑 (2017年12月11日 18時) (レス) id: f69ebc7784 (このIDを非表示/違反報告)
やさーん - おススメされた甲斐がありました!イツメン達がこの先どうなるのか楽しみです・・・。更新待ってます!ではまた(優太イケメンかよ・・・ (2017年12月11日 15時) (レス) id: 626d9b3c36 (このIDを非表示/違反報告)
タナ(プロフ) - らーくんさん» ありがとうございます!はあと (2017年12月8日 21時) (レス) id: f69ebc7784 (このIDを非表示/違反報告)
らーくん(プロフ) - 好きですはあと (2017年12月8日 20時) (レス) id: 2844b13f21 (このIDを非表示/違反報告)
タナ(プロフ) - 鶴永ルアさん» おぉー!ありがとうございますっ!とても嬉しいですー!応援よろしくお願いします! (2017年12月7日 23時) (レス) id: f69ebc7784 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クレープロール | 作成日時:2017年12月7日 22時