放課後の教室

放課後6 ページ6

足に力が入らなくなり、その場に尻餅をつく
多分、あの血の量だとめぐみ先生は死んでいる



「おい、大丈夫かっ！？」



優太があたしの背中をさする。
声を出したいけど、、でない。
横に首を振ると優太が立たせてくれて、そのまま職員室を出た


今、この場で何が起こっているのか
この学校で何が起ころうとしているのかなんて分からなかった

これは何かのドッキリで
めぐみ先生が起きていつものように笑ってくれたら。

そんな考えを裏切る出来事が起こるなんて思いたくなかった




「ま、まず…まこと達と合流しよう…歩けるか？」



本当に優太がいて良かったと思う
もし、あのままあたし１人出きていたらと思うと背筋がこおる。

立ち上がった瞬間、スピーカーが音を立てた。
それに続けて音声が聞こえた



「桜井A、十津川優太、山内愛、藤澤まこと、森長章介は直ちに2ー1に入れ」


その声は、怪しげな低音ボイス。
2ー1とはあたし達の教室のことだろう。

その指示に従わなければ、不吉なことが起こりそうだったので、言われた通りに動く


多分、愛達も2ー1に向かうと思うから自然に合流することになるだろう

あたしと優太は二階に続く階段に足を踏み出した









只今の時刻、6：10

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