BL萌えシチュ詰め合わせ【中・短編集】

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――そういう先輩は、たくさんもらいそうですよね。
そんな事を皮肉交じりに言うと、不破先輩は『まあね』と答えた。

「でもさ」

先輩はフェンスにもたれかかると、ずるずると下がっていく。
やがてストン、と体育座りになると、目線だけこちらによこして、言った。

「――俺は、黒夜君からのチョコが欲しいな」
「……は……？」

上目遣いで優しく微笑まれ、一瞬思考が止まる。
自分で思ってもないほど、マヌケな声が出たと思う。

「だから、俺は黒夜君のチョコがいいですよーって。
……あ、手作りも可」
「イヤイヤイヤ、あげるなんて言ってませんから！」

先輩にもう一度言い直され、慌てて否定する。
言っている意味が分からない。いや、分かるんだけども、理解できない。

「バレンタイン、俺にチョコちょーだい？ 黒夜君」
「……っ……」

甘えるような目で見上げられ、僕は言葉を詰まらせる。

――こういうことを平気でしてくるから、ずるい。

「だっ、大体なんでバレンタインなんですか！ホワイトデーに友チョコでもっ……！」
「だって」

僕がまくしたてるように言うと、その言葉は遮られる。

「俺と黒夜君は友達じゃないでしょ」
「……え？」

先輩の言葉が耳に残る。友達じゃ、ない？ それって、

「俺は、黒夜君の『彼氏』でしょ？」
「っ……だからそういう事、……って、うわっ！？」

---------------キリトリ--------------------

あっ、これバレンタイン間に合わないやつ

はっ、ハッピーバレンタイン！(焦

もうちょっと続きますごめんなさいあと3.4話くらい

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