轟 く ん 。

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「お腹いっぱい…」

「小此木少食なんだな。」

残り三分の1ぐらいでもう満腹に…。

「んんん、なのかなあ…」

お腹を摩りながら轟君を見ると物欲しそうに目がキラキラしていた。

「ふふ、轟くん残り食べれる？」

「お。いいのか？」

「うん、残しちゃうとお店の人に申し訳ないしお願いしたいな。」

「そうか。なら食う。」

嬉しそうに私が残したそばを自分のほうに持ってく。

子供みたいだな。

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．

「ご馳走様でした！」

「おう！また来てくれな！」

「はい！また来ます！」

と、轟くんとお店を出る。

「こういうのって男が出すもんじゃねえのか？」

「ええ？」

「ほら、受け取れ」

「えっ！いいって！！大丈夫だよ？」

不服そうに私を見つめる轟くん。

「でもよ、俺の都合に付き合って貰ったわけだし受け取れ」

「？？都合？」

「都合っつぅか、その、小此木と一緒に居たいっつう理由だった訳だろ…」

「そ、それだったら私も轟くんと一緒に居たかったから行ったんだから！本当に大丈夫だよ？」

「…そ、うか。分かった」

轟くん照れてるから余計に私も照れてしまう…！

2人並んで駅へと向かう。

今日も轟くんに会えて嬉しいな。

幸せだな。

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