仮面ライダーエグゼイドオリジナルストーリー (ページ21)

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天才2人はno thank you？9 ページ21

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｢!?…あーもう！｣

｢はっ！｣

(名前)は人質を。奈瑞菜は敵を。それぞれが向かって走り出した。互いに擦れ違う様は同じ医師としての違いが色濃く解ってしまうだろう

｢アイテムゲット！｣

宝箱からアイテムを得た。壁を足場にしながら(名前)はジャンプし囚われの人質の元へ辿り着き自らを盾とする様に守る。ライダーの自分なら受けたって大丈夫だ。そう、守れる。そう思っていた時、ふと何も起きない事に違和感を感じた

｢…あ、あれ……？あ！｣

｢が…馬鹿な……｣

｢敵に背を向けたお前の自業自得だ｣

振り返ったその先で魔術師のバグスターが倒れた
一方で奈瑞菜は岩に突き刺さった剣を引き抜いていたのだ

錆び付いた剣が割れ、炎を巻きながらその姿が現れたのは(名前)にとって馴染みあるものだった

『ガシャコンソード！』

｢あれは伝説の剣！｣

｢…これはメスだ｣

｢え？メス…？｣

あまりにも大きさと使用方法が違ってるんだが

まぁ、敢えて追及しない様にしよう

｢私に切れないものはないと言った筈だぞ｣

｢患者も彼女も両方救う！それが僕のオペレーションだよ！｣

どうやら、目の前の女医は何か気に入らなかったらしい
双方の視線がかち合って火花が散る

｢ふん、｣

話にならないと言わんばかりの風情で、奈瑞菜は敵を見据え炎を散らしながら斬りつけていく

(名前)は助けた人質を一旦床に寝かせて外へと飛び出した
向かってきた敵に体当たり。2体をキックでやっつける

｢大変身！｣

【ﾏｲﾃｨｼﾞｬﾝﾌﾟ!ﾏｲﾃｨｷｯｸ!ﾏｲﾃｨﾏｲﾃｨｱｸｼｮﾝX!】

｢ノーコンテニューでクリアしてやるぜ！｣

『ガシャコンブレイカー！』

ガシャコンブレイカーを使って敵を倒していく
奈瑞菜もガシャコンソードに炎を纏わせながらバグスターに突きの一撃を放った

｢はっ！｣

｢ぐぅっ!!｣

連続した斬撃にバグスター、アランブラは手も足も出ない
ゴロゴロと倒れ伏すとしかしてステッキを握り締めながらこう叫んだ

｢無駄だ！｣

魔方陣が出現しバグスターを黄色く淡い光が包む
そして何ともなかったかの様に立ち上がり再び対峙した

｢え…"回復"も…？｣

そう、ボスキャラあるあるのその一つ
後もう少しで倒せるここぞとばかりの時に
HPを回復してプレイヤー達のやる気を一気に削がすボスキャラ特権である

嗚呼本当、あれは狡い気がしてなら無い

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