仮面ライダーエグゼイドオリジナルストーリー (ページ16)

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天才2人はno thank you？4 ページ16

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所変わって病院の中庭。
(じゃあやっぱり、私なんか必要ないよなぁ…)
＿全部のゲームをクリアして、人類を救うスーパードクターになって！＿

｢全部のゲーム……10個…何で10…？何の為に誰が…｣
｢何かお困りさね?｣

ブァッサッッ!!と頭上から何かと低めの声が飛び降りてくる。
｢うわっ!?｣

｢あはははっ、そーんな驚かないでも良いさね｣

｢よっ、と｣と声の主は身軽そうに着地する。

｢何で木から!?｣

｢？そりゃ木の幹に寄っ掛かって寝ていたからさね｣

声の主＿＿自分よりも身長が頭一つほど高く、同い年か少し年下の少女にも少年にも見えるそいつは首を傾げる。此方が絶句しているとニッと笑って、

｢僕は闇神初さね。
それで＿＿なぁにヒーローが悩んでるさね。この世に必要ない英雄何て何処にいるさねよ｣

｢！｣

まるでこちらの内心を読んだような……正確に読んだ発言に(名前)は目を見開く。

｢…其方が仮面ライダーにならなきゃ、あの小桜奈瑞菜だけじゃウイルスは居なくならないさね～｣

｢え……？｣

｢其方と小桜奈瑞菜は正反対､話にならんさね。これから会う者達も同様。其方が居なければ話は始まらないさね。それとも…其の方はウイルス蔓延で人類絶滅がお望みさね?｣

｢そんなの駄目です！絶対!!｣

｢＿だったら、"10個のガシャットを集めるといいさね"｣

｢10個のガシャット……｣

｢バグスターを完全に無くすならそれしかない…万人を助けたいのなら頑張ってみるさねヒーロー?｣

｢あ待って！あなたは一体＿＿＿！｣

＿＿プルルプルル！とポケットにしまっていたそれが震える。

｢わあぁっ!?｣と慌ててそれを取り出す。相手はルアナだ。

『救急通報だ！』

｢わあぁっ!?って何で救急通報が直接繋がるんですか!?｣

『衛生省の国家権力！』

……適当に誤魔化された。