66、心地よい ページ17
…………………。
もう嫌だ
こんな思いするぐらいなら食べたくない
けど、あの人たちが哀しむぐらいなら
食べた方がいいのだろう。
しょうがない食べよ!!!!!
素早く飲み込もう!
手が震える
息がヒュッっとなる
震えながら緑の飴をつかんで一口
………………………。
、
、
…………………………まずい。とんでもなくまずい。
甘みなんて感じられない。苦い味だ
けど、何故か
拒否はしなかった
逆に受け入れてる
心地よいんだ。
ずっと口にいれてたいような
「ねぇねぇ!」
この声、蜜璃ちゃん?
思わず顔をあげる
「“由美子ちゃん!”由美子ちゃんって菊の呼吸使うんだよね!」
「はいそうですよ。どうかしました?」
そこにはしのぶちゃん、蜜璃ちゃん、由美子が歩いていた
あんなことがあったのに由美子はニコニコしている
ふざけるなよ
「菊の呼吸ってどんなのかな?」
「菊の呼吸は、花の呼吸とあんまり違わないんですけど、ある薬を刀に塗ってるんです。それは鬼の細胞を壊せるんですよ。」
「凄いね!!それ!便利そう!」
「そのお蔭でもう甲です。」
「初めて会ったときは癸だったのに凄いですね。」
しのぶちゃんが感心してる
これは一体本音か建前か
もう私には何もわからなかった
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パワハラ - いや由美子普通にやばいやつじゃん (2019年11月30日 14時) (レス) id: 5bc7aa4bb1 (このIDを非表示/違反報告)
花火 - もう好き過ぎてたまんないんだけども (2019年11月16日 13時) (レス) id: 5bc7aa4bb1 (このIDを非表示/違反報告)
みちる - 久しぶりに見に来たました 絵上手くていいなぁ (2019年11月16日 7時) (レス) id: 31140dcfe2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こむちゃん | 作成日時:2019年11月11日 20時