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母「そうだ、尚大」
尚大「なに?」
夕ご飯中に話を振ってきたのはお母さん。
一瞬、お義父さんと目を合わせてから俺にこう言った。
母「今度の五連休、3人で旅行に行かないかって雅也さん話してたんだけど、どう?」
尚大「旅行?3人で?」
母「そう」
雅也さんというのが俺のお義父さんだ。
パッと目の前にいるお義父さんを見ると、少し気まずそうにこちらを見ていた。多分お義父さんは何となく気づいてる。俺が財布からお金を盗っていることも、それは自分のために使っていないことも。
尚大「…旅行なら、2人で行った方が楽しいんじゃない?」
母「え?」
尚大「俺が行ったら邪魔になるでしょ?いいよ、2人で行ってきなよ。ご馳走様」
俺は食べ終わった食器をキッチンのシンクまで持って行って、お母さんの顔も、お義父さんの顔も、見ないまま自分の部屋に駆け込んだ。
お母さんとお義父さんの邪魔をしたくないというのはただ自分を守っているだけの言葉。本当はお母さんやお義父さんに邪魔だと思われたくないんだ。
「……尚大」
尚大「なに」
「入っていい?」
ドアの外から聞こえるお母さんの声。いつもより少し悲しそうな、お母さんの声がした。
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runa iwamoto(プロフ) - 実優さん» ありがとうございます! (2020年10月13日 22時) (
レス) id: 70527e96d0 (このIDを非表示/違反報告)
runa iwamoto(プロフ) - 煉さん» お返事遅くなり、申し訳ございません!このコメントとても励みになっていました(;_;)ありがとうございます! (2020年10月13日 22時) (レス) id: 70527e96d0 (このIDを非表示/違反報告)
実優(プロフ) - 完結おめでとうございます！次のお話しも楽しみにしてます！ (2020年10月13日 21時) (レス) id: 3d6f61d8b0 (このIDを非表示/違反報告)
煉(プロフ) - はじめまして！とても私好みでお気に入りになった作品です！勝手ですが削除するだなんて言わないで更新してほしいなと思います！これからも頑張ってください！たのしみにしています (2020年10月4日 0時) (レス) id: 7e46e87428 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルナ
| 作成日時：2020年10月3日 23時
