28.キス ページ28
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「シミになるから服脱いで風呂入れ。服は貸してやるから」
臣に言われるがまま、服を洗濯機に入れてシャワーを借りる。
シャンプーから、臣の香りがして何だか心が暖かくなった。
風呂場から上がると、置かれているTシャツと短パン。
下着の替えは勿論無いし、
Tシャツでお尻まですっぽり隠れたのでそれで妥協した。
「……お前、何その格好」
「え、だって下着の替え無いし…」
今日は暑いから、多分今から干せばすぐに乾く。
臣はTシャツ一枚で風呂場から出てきた私を見て、
口元に手を当てて目を逸らした。
「っえ、ぅ、わ」
手をぐいっと引っ張られ、いつのまにか
ベッドに座る臣の腕の中に抱き留められていた。
「……煽ってんの？」
「…ん、な訳…！」
わざと耳元に口を寄せて話すから、
吐息が耳にかかってくすぐったい。
腰に回された手にきゅっと力が入って、
下着を身につけていない下半身が臣の太腿に触れた。
「………臣」
「なに？」
首元に手を回してベッドに膝を立てる。
臣を自然と見下ろす形になり、
上目遣いにどきん、と胸が高鳴る。
………平気、なんだよね。いいんだよね？
「………キス、したい………」
臣の目が丸く大きく見開かれて、熱のこもった瞳と目が合った。
熱のこもった瞳に絆されて、ゆっくり時が流れていく。
「……止めないけど、いい？」
「………臣なら………いい、よ……」
やがて臣の大きな手が後頭部に回されて、
形のいい薄い唇が近づく。
触れる寸前、ぎゅっと目を瞑ると、
優しくて、暖かい、彼の唇が私のと重なる。
直後、私の身体はベッドに深く沈んでいった。
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しょーゆ - 好きです。もう何十回と読んでますが毎回キュンキュンします。 (8月28日 21時) (
レス) @page23 id: 3bdb915083 (このIDを非表示/違反報告)
そらまゆ🌸🍓 - んにゃー！！！！臣くんかっこかわよい！！！！あ、すみません。コメント失礼します。主さん、このお話、最高です！！！何回も読んでも飽きないです！ (2022年4月30日 19時) (レス) @page45 id: 7272f2ecda (このIDを非表示/違反報告)
葵梗花(プロフ) - れんさん» 詳細をお聞かせいただければ幸いです。よろしくお願い致します。 (2020年12月26日 13時) (レス) id: af0a567945 (このIDを非表示/違反報告)
葵梗花(プロフ) - れんさん» こちらの方が半年以上も遅くなってしまい申し訳ございません！！占ツクに戻ってきたのが数日前で、やっとの思いでお返事書かせて頂いております。本当に申し訳ございません。さっそくボードに行かせて頂きます。お返事はいつでも大丈夫ですので、余裕が出来た時にでも (2020年12月26日 13時) (レス) id: af0a567945 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - 星蘭さん» コメントありがとうございます！そんなこと言っていただけて嬉しいです…！また番外編も考えてみます！^_^ (2020年10月12日 22時) (レス) id: c0cfdfe5c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れん | 作成日時：2020年4月6日 22時
