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○○「ううん、おばさま。」
・・・よかった。
妻が言葉を、
視線を、
他の男に投げかけると思うと
気が狂いそうになる。
ユン「・・・今日の夕飯は?」
○○「キムチチゲと、
おにぎりと、スープと、
トンテキ。」
ユン「・・・うまそ。」
キスをしてベッドから降りて、
妻に手を差し伸べる。
妻が俺の手を握って起き上がり、
ベッドから降りた。
妻を後ろから抱きしめて、
そのままダイニングへと戻る。
ユン「明日は早く帰るから、
食事に行こう。」
○○「うん♪楽しみ♪」
ユン「迎えに来るから、
家の中にいて。」
○○「うん、わかった♪」
・・・外を一人で歩かせるのは、
極力避けたい。
食事中、
俺は妻の口元、手元を
注意深く観察する。
おかずを取り分ける時、
手前に置いたソースを
袖につけたり、
口元にソースやご飯の粒を
つけたりするから。
帰宅して、妻が
朝と違う服に着替えている時は、
洗濯かごに入った服を確認すると
胸元や袖にソースがついている。
それ以外で
着替えをしていた場合は、
理由を聞いてから脱がせて、
下着や全身を確認する。
妻の身に何かあったら、
───俺は俺でいられなくなる。
食事を終え、
妻が片付けをしている間に書斎へ。
レコーダーのSDカードを
新しいものに差し替える。
パソコンを起動し、
取り出したSDカードを差し込む。
○○「お風呂入ろー?」
一緒にお風呂に入り、
妻の体を洗いながら
全身をチェックする。
毎晩。
寝室へ行き、
妻を抱く。
妻の体調が悪いとき以外は、
毎晩。
そして、
妻が眠るのを確かめてから
静かに書斎へ向かう。
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作者名:クムシラコネルミ | 作成日時:2020年7月14日 13時