* ページ18
山田 涼介side
裕翔の姿をした外道と戦っている時
裕太『力を使いなさい』
裕太が勝手に俺の右腕に虚宿の力を貸してきた
「…戻せ。必要ない」
裕太『…せめて…君の助けになるはず。…この先に心穏やかな日々など…君の思いは彼女にはもう』
…はぁ
「俺を憐れむな。俺もお前を憐れまない」
裕翔が封印となった時点でもう力など必要ない
「利害の一致で受け入れただけ。出て行けよ、俺にお前は必要ない」
俺は優しく右腕に触れる
「お前の力なんてもう必要ないんだ」
八乙女「喧嘩か?」
すると前から聞きなれた声がした
八乙女「そろそろ別れる時だろ」
それは閻魔の格好をした光くんだった
八乙女「それじゃ、行くぜ」
光くんが手を合わせると、俺の魂と裕太の魂が離された
八乙女「封印が続く限り外道の脅威も続く。お前の力は来世で活かす。だからまずは…800年分の死後の裁き覚悟しておけよ」
そして裕太の魂は天に昇って行った
八乙女「困った魂でな。ずっとお願いしてくんだよ、無念は来世で晴らしたいって」
光くんは優しい目で俺を見てきた
八乙女「今度こそ犠牲のない封印をって。さすが800年間人間やめる変人だよな」
光くんの後には勝利もいた
八乙女「仕事に戻るぞ、勝利」
佐藤「分かりました」
俺は立ち上がった
「…もう考える必要なんてない」
そして覚醒する
「…最初から俺の目的は1つだけ。これからもずっと!!」
22人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl
作成日時:2020年1月13日 19時