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低家賃のこの家にソファなんて洒落たもんはない。カーペットの上にクッションを重ねたものをそいつの仮の椅子にした。
もちもち二頭身の割にコーヒーを飲んでる(最初はブラックだったがのちにミルクと砂糖を求められた)そいつ。私も紅茶を淹れて隣に座った。
「で、君は何者なの？」
「……みー」
「怖くないよ。背中に口がついてるとかならまだしも裸見たわけだし。何もなかったよ」
「……みー、みみ」
「信じる。悪い人じゃなさそうだし」
ぷにゅ、と頬を押す。抗議したそうな目を向けてくるがそれも可愛いだけで、抑えるためにこっそり内頬を噛む。
「みっみー、みー、み」
「何も言わずしばらく置いててほしい？何で？」
「みー……」
「自分でもよくわからんてどういう事？？大前提さ、君は妖精とかそういうの？それとも……人間？」
そう言うとあからさまに暗い表情を見せる。
話したくないならいい、と言おうとしたが
「み、みー」
「本体から分離した……？人間、ってこと？」
「み」
こくんと頷いてカフェオレを飲み干したそいつは、催促するようにマグカップを差し出した。
「もう一杯？」
「み！」
「はーい」
2杯目を差し出したところで、重大なことに気づく。
「君、名前は？」
「っ、」
「深入りしないけど、呼びたい時に名前を呼べないのは嫌だから」
仕事柄名前に拘ってしまうところは少しあるが、それは今言うことじゃない。
口の中のものを飲み込んだそいつは、小さい口をもごもご動かした。
「じぇいけー？アルファベットでJK？」
「み」
「なるほど、かっこいい名前。よろしく、JK」
「みー！み、みっ！」
「あ、そっか。私はAA。Aでいいよ」
「み、みーっ……」
「ははっ、いいよ、他の言葉は追追話せるようになれば」
「みっ」
きゅっと腕に抱きついてきたJK。
あーーーー可愛い可愛い可愛い。けどダメだ噛むのはダメだ！
いや、待てよ。
「JK、ここに置く代わりにお願いがあるんだけど」
「み！？」
「そんな身構えなくていい。時々ぎゅうっとしたりさせてほしいんだ。仕事柄ストレス溜まりやすくて」
「みー」
「いいの？ありがとう」
早速腕を広げると、ぴょんっと膝の上に飛び乗ってきた。
「んぐっ、ぎゃわいい……っ」
「？」
あ、まずいな。これ大丈夫なのかな、私。
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レオレ〇●〇(プロフ) - ゆめさん» 語彙力が消えちゃうほど面白かった…ってコト？！冗談ですすいません😂🙏発狂するほど最高の展開だったということですよね！ありがとうございます！！✨ (11月8日 19時) (
レス) id: fcfeecadee (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - うわぁァァァァ (11月6日 23時) (レス) @page22 id: 7567b9ecd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レオレ〇●〇 | 作成日時：2023年10月27日 21時
