夫に愛されすぎて困ってます。

# はじめて ページ17

＊



『こ、こんばんは。』

弓梨「こんばんは。」






うわぁ、綺麗……







乙葉「弓梨さん、この子は臣さんの奥さん!!!」

弓梨「えっ！？そうなの！？」

『そ、そうです。』

弓梨「えぇ〜！初めまして!!!
よろしくね！
今市弓梨です！」

『今市……』






なんか新鮮……






『と、登坂Aって言います。』

乙葉「A、苗字言うだけで顔赤くならないでよ笑」

『っ！』





登坂Aなんて、全然言ったことないもん。






乙葉「はい！でー、その弓梨さんの隣にいるのが……、」

ハル「山下ハルって言います。」

『え！？健二郎さんの！？』

ハル「あ〜いえいえ、違います笑
普通の友達ですよ笑」

『あぁ、びっくりした笑』

乙葉「まあこれで自己紹介は終わったね。
じゃ行こうか！」






と、近くのパーティー会場へ。








『あの、弓梨さん！』

弓梨「ん？」

『パーティー行くこと、隆二さんに伝えましたか？』

弓梨「あー、うん、伝えたよ？」

『ほんとですか……私言ってないんですよね。』

弓梨「臣くん怒らないんじゃない？それでも。」

『いや、私今頃後悔してるんですけど、この格好、臣が嫌いな格好で……』

弓梨「好みじゃないってこと？」

『そんなんじゃなくて、
"首、肩、鎖骨出してる服、あまり着るなよ。"
って。』







そう、臣はかなりのヤキモチ妬きだから
特に服には拘る。







弓梨「うちだったら、着るかな。」

『えっ、なんでですか？』

弓梨「隆二もかなりヤキモチ妬きで、必ず今のAちゃんみたいな格好してたら
家でぷーすかぴーすか言うけど、そんなところ見てると可愛く思えるからあえて着るかな笑」

『Sですね……弓梨さん笑』

弓梨「はははっ！笑」









すごい、なんか逆に尊敬出来る。

隆二さんより年下なはずなのに、
隆二さんの扱いに手慣れている……。








臣だったら絶対



広臣「誰が着ていいっつった？こっち来い。」



って言う。









『それと後……、臣、浮気しないですかね。』

弓梨「それは臣くん次第じゃない？
Aちゃんのことすごく愛してれば絶対そんなのしないよ。」

『隆二さんは？』

弓梨「今、お腹に赤ちゃんいるから絶対しないよ笑」

『えっ！おめでとうございます！』

弓梨「ありがと笑
一応、奥さんだから挨拶しなきゃと思って来たけど少し辛い笑」




私まだ妊娠してないから……(T ^ T)




臣、大丈夫かな……。

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