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「あれからどれだけの時が過ぎた。
何度目かの夏。
僕は少し大人になれたのかな。
いつまでもどこにも行けなくて。
・・・足掻いてるだけ。
君をさらいたい。
もう誰にも邪魔されない、遠くまで。
永遠にきらめくあの日の花火のように」
綺麗な声に聞き惚れてた。
自然と涙が溢れてくる。
「なんで泣くねんな」
すばるが少し呆れたように言って、
私の涙を指で拭う。
「だって、この歌、切ないもん。
別れた恋人に会いたいって歌でしょ？」
他のユニットとかぶらないように、
切ない曲で、
夏のツアーだから、
そういう内容にしようってことになったって、
ヤスくんから聞いた。
「ちゃうで。
別れてなんかない」
すばるがちょっとムキになって反論する。
「でも、そういう風に取れるもん」
「作った本人が言うてんねんから、
そっちが正しいねん。
別れてなんかない。
イチャつきながら言うてんねん。
二人で花火になって空まで飛んでこって」
「そうかなあ・・・」
「そうや」
断言したすばるが目を伏せた。
私の浴衣の袖口のあたり、掴んで、
少し引き寄せる。
花火が上がるどーんって音が聞こえてるのに・・・
空なんて見れなくて、
そっと目を閉じる。
いつもより少し長いキス。
甘くて、溶かされて・・・
離れたあと、きつく抱きしめてくれた。
「離せへん・・・」
さっきの歌詞のこと、言ってるの？
「ん・・・離れないよ」
私から背伸びして、
すばるの肩に手を置いて、
頬にキスした。
「お前のその技、あかんて。
たまらん。
部屋、戻るで」
すばるが焦り始めちゃった、
その瞬間に、大きな花火が空に咲いて・・・
思わず、二人して空に吸い寄せられた。
それが、最後の花火だった。
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あやか(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！そして、書き続けてくれて、本当にありがとうございます(*^^*)これからもお願いします！！ (2018年5月10日 16時) (
レス) id: 1a98734f7c (このIDを非表示/違反報告)
^o^(プロフ) - 更新楽しみにしております！ (2018年4月22日 22時) (レス) id: 19303c9d1e (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - 海のように深く繋がっている彼らの絆は永久不滅で、来世までも繋がってる気がします！自分の気持ちに正直なすばるくんが大好きできっとずっと変わらない★その背中を押すメンバーの事も！そしてその背中を押すのはeighter◎愛し続けるのみです♪長くなりました（ ; ; ） (2018年4月20日 9時) (レス) id: ac3afc1999 (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - ご無沙汰してます！私も常連なら嬉しいな♪なかなか来れなくて…私はヤスくんが好きだけどそれ以上にやすばが大好きなんです。運命共同体の2人は言葉ではなく音楽というツールを使いお互いを鼓舞し続けていると昔から勝手に思ってます◎私にとって特別な2人です。続き (2018年4月20日 9時) (レス) id: ac3afc1999 (このIDを非表示/違反報告)
yume.no.(プロフ) - 章ちゃんほんとに心配ですね（ ; ; ）大倉くんのメンバーの話も、すると共演者の方に気をつかわせてしまうかもと思ってたりするかもしれませんね（ ; ; ）いつか明るくメンバーの話もすばるくんの話もできる日が来てほしいです！ (2018年4月20日 0時) (レス) id: 716f977705 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool x他1人 | 作成日時：2018年4月16日 19時
