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「あんな記事、
鵜呑みにしとったんか。
あれはちゃうで。
ヨコとな、撮られたバーで、
酔った席の話で、
次に好きな女出来たら、
ハイヒールあげたいわて何気なく話しとってん。
それをバーテンに創作されただけや。
お前、そんな事、気にしてたんか？」
渋谷さんの言い訳が嘘でも・・・
ぐらぐら気持ちが揺れてる。
「そんな事じゃない。
私にとっては大切な事だもん。
渋谷さんにとっては、
全部、大した意味ないのかもしれないけど」
責めるような言い方になる。
「・・・ごめんて。
悪かった。
そういう意味ちゃうやんけ。
ああもお。泣くなや」
そう言われて、初めて、
自分が泣いてるのに気付いた。
私の気持ちをこんなにも揺らすのは、
渋谷さんだけ。
こんな人に出会った事、今までなかったから・・・
自分が自分じゃなくなりそうで、
怖くてたまらない。
じっと黙ったまんまで私を見つめてたけど、
「お前・・・怖がりやねんな」
そう言って、渋谷さんが、ふって笑った。
「渋谷さんみたいな悪い男に追いかけられたら、
誰だって怖いし逃げたいよ。
出来たら、一生、
関わりたくなかった・・・」
「お前、そこまで言うか？
さすがの俺も傷つくやんけ」
「悪い男ってとこ、
なんで否定しないの？」
私の言葉に、くくって笑う。
「お前はほんまに・・・」
続き、言わないで、
渋谷さんが涙で濡れてる私の顔を覗き込んだ。
・・・キスされるのかな。
渋谷さんはずるい。
私の気持ちが、とっくに自分にあるの知ってて・・・
私の頭の後ろに回った手のひら。
ぐいって引き寄せられて・・・
すごく近くで綺麗な目と視線が絡まった。
まるで、虎に睨まれた、小鳥。
身じろぎさえ出来ない。
「お前に惚れた、言うてるやろ。
信じろ」
その時。
ロケバスのステップを、
誰かがすごい勢いで駆け上って来た。
「何してんねん。
Aちゃん、泣いてるやんけ」
安田さんが、渋谷さんの胸ぐらを掴んで、
殴りかかろうとしてる。
「ちゃうって」
渋谷さんが、安田さんの腕を力任せに振り払った。
二人が睨み合ってる。
狭いバスの中に、
物々しい空気が流れる。
「何がちゃうねん。
Aちゃんはな、
遊びの関係でええような、
そんな子ぉとは違うねん。
傷付けたら俺が許せへんから」
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ブック - 私はみんなとは違うのかなと思ってしまいます。そこを主軸にしなくてもいいので、何かハンデがある女の子との小説があったら、読んでみたいなぁと思ったんです。たった1人の読者のひとり言だと思ってスルーしてください！ (2018年3月27日 17時) (
レス) id: 287ac13f1b (このIDを非表示/違反報告)
ブック - 私は片耳が聴こえなくて、目眩がおきやすかったり、耳鳴りはずっとしています。友達は春休みで遊んだり就活したりしているのに入院しないといけなかったり、音は聴こえていたけど、言葉が聞き取れなかったりして会話についていけない時に (2018年3月27日 17時) (レス) id: 287ac13f1b (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - ずっと継続でキュンとしてます(/∀＼*)落ち込むことあったんですね…いつも私はfoolさんに癒されてるけど、私が癒すのは難しいもんな〜もどかしすぎる(＞＜)大好きなfoolさんが元気になりますように☆まだ終わってほしくないのが本音ですが…最後まで楽しみにしてますね (2018年3月26日 23時) (レス) id: ac3afc1999 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃碧(プロフ) - すばるくんは、結構甘やかしてくれそう。店長とか、大倉くんの店長のすばる兄さんとか、イメージぴったりだと思います(〃ω〃) (2018年3月26日 22時) (レス) id: b2e7866667 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいはん(プロフ) - 覚えててくれて嬉しいです！合ってます！笑 早く正式にくっついてくれるのを楽しみにしてます(^○^) (2018年3月26日 0時) (レス) id: 1086476deb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool x他1人 | 作成日時：2018年3月13日 13時
