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episode25 ページ26
sha side
俺は周りと違った。
勉強も運動も、人よりずば抜けて出来た。
今考えれば、前世の影響があるんやと思う。
物心ついたばかりのときは、前世とかそういうのわからんかった。
毎日毎日知らない人達が夢に出てきて…
目が覚めたら頭痛がして。
小学校高学年くらいから、前世の記憶なんだとわかった。
でも俺は、ショッピしか覚えていない。知らない。
幼稚園くらいのころは、「すごいね」とか、そうやって俺の才能をほめてくれてた。
でも、小学校3年生のとき、俺の人生は一気に変わった。
「お前人より才能あるからって調子乗んなよ」
そうして俺へのいじめが始まった。
最初は物を標的にしたものだった。
でもだんだん、俺に直接暴力をふるったりしてきた。
前世でもそういうのはあったし、高学年くらいのときには何も感じなくなった。
人間ってそういうものなんだ。
何回も死のうとした。
でも、ショッピに会うため、前世の仲間会うため、俺は頑張って生きてきた。
その結果、会えたんや、みんなに。
でも、それでもやっぱりいじめは無くならない。
転校したのに、転校前の学校の奴に呼び出されてはストレス発散道具として扱われる。
俺に幸せというものはないのだろうか。
もう疲れたな
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作者名：ミミ | 作成日時：2023年12月4日 17時
