8UPPERSー顔のない天使ー

There are not four people. ページ41

「……つまんなかったな。8UPPERSもさ」


SNOWを率いる少年が言った。


体格に似合わない大きな椅子に腰掛けて、足を組んで真っ赤なジュースを飲んでいた。


「せっかく良いオモチャが出来たと思ってたのに……」


少年の前には彼よりもかなり年上であろう男性が5人立っていた。


一人が口を開く。


「紫苑様のオモチャになどなりませんよ……。あんな雑魚。お目が汚れますよ」


「うるさいよ。黙れ」


男は一瞬息を詰まらせ、俯いて黙った。


紫苑様＿＿＿それが少年の名前だった。


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「どうなさるんですか？8UPPERSを潰しますか？」


紫苑はその質問に答えなかった。


「………下がれ」


「……は」


五人が出て行く。


「8UPPERS……か。


戦力が今はいないんだよな…」


机の上の書類を引っ張って見る。


.


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MAC： 主格 生存


ARSENAL： リボルバー 深手を負い入院中


JACKY： サバイバルナイフ 生存


GUM： 如意棒 深手を負い入院中


TOPPO： 薬剤関係 意識不明の重症


ACE： 肉体派 意識不明の重症


JONNY： 情報収集 生存


「ボロボロか…」


今乗り込んでも楽しくない。


クズには興味ない。


だって、そうだろ？


クズに構うより、僕に相応しい相手に構ってあげなくちゃ。


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


火藍、遅くなってゴメン。


名前のリクエストありがとう。


やっと出せたよ(o^^o)

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