8UPPERSー顔のない天使ー

Four months ago. ページ33

エース「ヤバイ・・・ッ」


俺が、依頼人に案内されたところへ行くと、なぜかSNOWが揃ってて。


全員イカれた目を、こちらに向けていて。


殺られる、って直感した。


入り口に走っても、目の前で扉は閉まって。


エース「何でやねん・・・なんで・・・」


「なぁ皆！8UPPERSは誰の依頼でも聞いてくれるぜ！……敵対するチームでも」


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エース「・・・マック！ジャッキーっ！」


耳元の無線で呼びかける。


エース「マッ・・・「よしなよ。きっと誰もこないから」


恐らくSNOWのリーダーである人が、俺の無線を触っていった。


「君は隙が多すぎだ。だからこうやって君に触れられる」


エース「いつの間に・・・っ」


リーダーであろう人は、顔が整ってて。


耳にピアスをしていた。


「ボーッとしている場合じゃないよ」


パキッと無線が潰される。


「君は、今の立場を理解したほうがいい。


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ボクシングをあきらめたときのように、君には何も無いんだ。


希望も未来も頼れる仲間も無いんだ。


君は何も無いんだ」


エース「・・・嘘だ・・・」


「本当さ。


だから、助けを呼んだって誰も来やしないよ」


後ろで風を切る音がした。

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