8UPPERSー顔のない天使ー

this　transitory　world　dancing　man・THREE ページ18

――過去(これから過去が続きます)


大学生時代――


アーセナル「カナ！」


カナ「なによ？」


アーセナル「好きやで。付き合ってほしい」


ここからすべてが始まったんだ。俺とカナを巻き込んだ・・・運命ってやつが――


アーセナル「カナ。お前、もうすぐ誕生日やんな？」


カナ「そうだよ。何か買ってくれるの？」


アーセナル「・・・買ったろ！放課後、見に行こ」


カナ「ウフフ・・・ありがとう」


笑顔が、美しい君だった。


永遠にその笑顔を俺にくれると思っていた。


カナ「ねぇ・・・放課後、無理になっちゃった」


そう言われたのは、ちょうど昼時だった。


友達と飯を食いに行こうというときに、カナに呼び出しされたのだ。


アーセナル「・・・おばさん？」


カナ「うん・・・」


カナの家は複雑で、父親がいなかった。


カナの学費や面倒を見ているのは、全部カナのお母さんなのである。


カナ「なんか、体調崩しちゃったみたいで。ごめんね」


と哀しい瞳で言った。


アーセナル「ええよ！またいつでもええしな。じゃあ、気ぃつけてな」


カナ「うん・・・ありがとう」


君の笑顔は、本当の笑顔？


その笑った顔は作り物でしょ？


本当は、哀しいくせにね・・・カナ。


―――――――・・・・・・・・


こんにちは、またはこんばんは。


命泉は学生のため、テストというものがあり、それが間近に迫っています。


更新ができにくくなるかもしれません・・・


テストが終わったら、挽回の予定ですので！


よろしくお願いします。

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