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中途半端 ページ19
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肩を掴まれて背後に引き寄せられた身体
背中に当たった温かい感触
見上げた先に立つのは琥珀色した瞳の人
「おまえさぁ、何度 泣かせりゃ気が済むんだよ」
いつも少し高い声なのに、今日の二宮係長の声は低くて落ち着いてる
「いい加減にしろよ。中途半端に傷つけるのは」
「そんなつもり、」
「無いって言いたいの?」
見つめる琥珀色の瞳は大ちゃんを真っ直ぐに捉えていて、言い訳を許さないって言っているようだった
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「でんわ……電話鳴ってんぞ。出なくていーのか?」
「別に……」
画面を見て黙る大ちゃんの様子から、莉子ちゃんからなんだろうって容易に想像できる
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作者名:みくり | 作成日時:2018年4月13日 22時