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晴天の星空 ページ18
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走って逃げ出したけれど、力つきて歩く私を行き交う人が驚いた顔で見てゆく
大の大人が泣きながら歩いていれば当然で
けど涙は止まらなくて
こんな日に限って雨は降らなくて、泣く私を嘲笑うかのような晴天の星空
「もぅヤダ……こんな想いなんか要らない」
好きになんてならなきゃ良かった
「ゔぅっ…っく……」
「Aっ!」
泣きじゃくって歩く私の腕を掴む手
振り返れば息も切れ切れの大ちゃんだった
「A、…さっき、のは…っはぁ、」
私の顔を見た大ちゃんの顔が歪む
「…っ! 、ごめ…ん、」
涙を拭おうとして伸ばした手は、私の頬に触れることは無かった
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作者名:みくり | 作成日時:2018年4月13日 22時