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温かな紅茶 ページ11
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「ちゃんと拭いた？」
「はい…ご迷惑おかけしてすみません」
タオルで身体を拭き終えた私に、相葉さんは柔らかく微笑んだ
「風邪ひくといけないからね。紅茶用意したから飲んで温まって」
「ありがとうこざいます……いただきます」
泣きながら店に飛び込んできて私に、相葉さんはタオルと紅茶を用意してくれた
何も聞かず、ただ鼻唄を口ずさみながら作業をしている
.
「Aちゃん、嫌いな食べ物ないよね」
「はい…？」
「今日ね筍が手に入ったんだ。旬のものはその時期に食べないとって思って」
「そうですよね」
「で、俺ね、呼んじゃったの」
ちょっと困ったように眉根を寄せて、相葉さんが私を見た
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作者名：みくり | 作成日時：2018年4月13日 22時
