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「あらきさん、、めぃちゃん、ほんと、ごめんなさい・・・ありがとうございました」

『『!!!!』』


自分たちに投げかけられるとは思ってなかったのか、2人とも驚いていた


『いやいや!俺たちそんな何もしてないっすよ!』

『確かにめいちゃんはなんもしてないすねw』

『そーだけど!』

『俺らの方こそすいません・・・軽いノリで合鍵とか言い出しちゃって・・・』

『はい・・・元はと言えば俺が言い出しました』


とめいちゃんがしゅんっと小さくなった
なんと言っていいかわからず、黙ってしまう


『あのー、なるせに言いたいことはー・・・』


たれてきそうな鼻をスンとすすると、3人がビクッとする
体育座りしていた足が痺れてきたのでソファーの下に下ろす

それと同時になるせに頬を包まれて顔を覗き込まれる

見られたくなくて顔を背けると、またなるせの胸に頭を埋められた


「なるせ・・・は、、」


なんて言ったらいいんだろう、と悩んでしまい言葉が出てこない


「わかんない・・・」

「おれのこと嫌いになった?」


なるせが嫌い?そんなことはない
ゆっくり首を横に振った


それを見ると、頭の上からはぁー・・・っと深い息が吐かれた


「ごめん、おれ、気回らなくて・・・嫌だったこと教えてほしい」


嫌だった、こと・・・


「ほんとに、寝てたことは怒ってない。でも気をつけては、欲しい・・・」

「うん。ごめん」

「前の彼女の話、あんま、聞きたくなかった。私のこと、そんなに大事じゃ・・・ないか」

「そんなことないよ」


食い気味に否定された


「そんなこと絶対ない」

「・・・・うん」

「でも、比べたみたいに言っちゃってごめん」


そうだ。比べられたのが嫌だった
その後面白おかしく話しているのも嫌だった


「・・・それ、嫌だった・・・」

「ごめん」


うん、と頷くと、今度は3人揃ってはぁーっと息を吐いていた


『仲直りっすかねー?^^』


仲直り・・・私次第だね・・・
怒ってないし、謝ってくれたし、、

ま、いっか


「はい」


おぉー!とあらきさんとめいちゃんが拍手をしてくれた
それと同時に私から離れ顔を隠したなるせ


どうしたのだろうと3人で様子を伺うと、見んな!と背中を向けられた


『なるせくん、安心しちゃった〜?w』

『んまぁー、仕方ねーっすよ^^』


張り詰めていた緊張感がゆっくり解けていくのを感じた

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作者名:カニカニハンマー | 作成日時:2021年11月30日 19時

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