０８０ ページ35
｢……はぁ｣
｢おっきいため息やな｣
寝たフリだった
俺自体も半ばパニクっててどうしたらいいか分かってなかったから
付き合ってもない女性と酒の勢いで体を重ねることは初めてやったから
“……先輩、さようなら”
だからこのさようならはきっと小学生が帰る時に言う時と同じ意味のさようならだと思っていた
まさか本当にさようならをされるとは思ってなかった
あれから四日、彼女とは仕事以外で話さない
二人で話そうとしてもいつも通りの笑顔で忙しいからすみません断られる
俺だって馬鹿じゃないからわかる、避けられていると
｢でもええやんか、ヤレたんやろ｣
どデリカシーの欠片もなく傷心中の俺に言うコネシマさん、今度ボコボコにしよう
｢なにが良いんすか、何もよくないっすよ｣
「いや、ヤれんで終わるよりかはええやろ」
「…殺しますよ」
と言いながらも頭をテーブルの上に伏せた
実況なんてする気分では到底ないし、きっととっても無言でブラブラして即死だ
ショッピ君居ったん？とかそう言うレベルになるに違いない
「これは重症だな」
と俺が再度ため息を着けばグルッペンさんに言われる
「ショッピ君これを気にコネシマと二人でFZおじさんになればええやん！」
「シャオさんも殺しますよ」
まじでここの人たちはアホなんか間抜けなんかバカなんか…
「やばいで、ショッピ君が口だけの殺人マシーンと化しとるで」
なんてトントンさんに言われまたため息を吐く
「もうだめや俺…」
女々しすぎて情けないしなんかもう何をするにしても気力が起きん
我々だ視聴者のみなさん、ショッピ終了のお知らせです
「でもAとは毎日会社で会うんやないんか？」
「避けられなかったらそりゃ話したりできてるかもしれませんね」
と言うと皆さん嗚呼と声を漏らす
「まあショッピ君！なんとかなるって！な！」
この時はまだそこまでこじらせないだろうなんて心のどこかで思っていた
ラッキーメンバー
コネシマ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1083人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
彩心(プロフ) - 猫鍋さん» 嬉しいお言葉有難うございます！結構前の作品をまだ読んでくださってる方が居ることに感謝です… (2021年8月25日 6時) (
レス) id: bc0d44180c (このIDを非表示/違反報告)
猫鍋 - クリスマスイブで全自分が泣きましたありがとうございます (2021年8月22日 21時) (レス) id: f9f407d9e8 (このIDを非表示/違反報告)
彩心(プロフ) - なのくささん» お返事遅れてしまいすみません。とても嬉しいお言葉ありがとうございます。メンバー一人一人の良さをちゃんと引き出せていたら嬉しいです。暖かいお言葉本当にありがとうございます (2020年1月18日 18時) (レス) id: eadc8168c2 (このIDを非表示/違反報告)
なのくさ(プロフ) - すごい好きです。ショッピ君の良さがすべて詰め込まれていて、一話一話読むたびに胸がくぅぅとなりました。ヒロインちゃんとショッピ君の他の我々だメンバーが、優しすぎて泣けました。本当にいい人なんだと思います。この作品に出会えて良かったです。 (2019年10月2日 0時) (レス) id: b3104d6996 (このIDを非表示/違反報告)
彩心(プロフ) - 有＃脅威推しだが箱推しさん» 変更してきます！ご指摘ありがとうございます！ (2019年2月9日 17時) (レス) id: f5fb710fde (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
