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｢最悪やぁ……｣
と一人、いつもなら自分のデスクでパソコンとにらめっこしている時間帯にベッドの上で呟く
体が重すぎて最低限の行動しかできないのにも関わらず風邪薬は切らしている
美咲に帰りにでも買ってきて欲しいとLINEを送ったのに既読無視、まぁ仕事で忙しいからだろう
私は風邪をこじらせにこじらせる方である、四日くらいで治るがその四日間は高熱が出て地獄だ
風邪で一番嫌いなことは何もしない時間が増えること
私の場合精神的に参ってしまうと風邪を引いたりする、ということはだ何もしない時間が増えるともっともっと考え込んでしまい完全な悪循環に陥る
「死にそ…」
上がる一方な体温に負けそうになりながらもこれは寝るしか無いと思い私は目を瞑り夢の中へと入る
そんな私のことを起こしたのは寝る前までは風邪の親友に既読無視という歪んだ愛情で返してきた美咲からの着信、時間を見るとちょうどお昼時をさしていた
「生きてる？」
「かろうじて…」
「大丈夫？何も食べてないでしょ？私来るまで生きててよ」
「頑張る…」
と返すと少し間を開けてからいいこと思いついたと嬉しそうに言われた
皆様に教えてあげよう、美咲のいいことは、高校の頃から変わらず、決まって私にとっては悪いことなのだ
「やだぁ」
「大丈夫大丈夫あんた絶対に喜ぶから！じゃまたね！」
と一方的に話を勧められた挙句反論しようとすると聞こえてきたのは機械音
嫌な予感しかしない…風邪で死にそうなのに勘弁してくれ…
と思いながらも現在39度近くの熱を出しているであろう私はベッドの上で寝ることしかできない
何もすることがなさすぎるので手元にある携帯を手に取った
先輩ちゃんと水とか飲むんすよ、風邪薬も飲んで寝てくださいね
…先輩ごめんなさい私は悪い子です風邪薬も無ければ水も飲んでません
あー、今頃先輩は友梨さんとご飯食べてるのかな…なんて考えてると泣けてきた
なんてバカみたいに勝手に悲しさに溺れていると再度携帯が鳴った、多分美咲がなんか追加で買おうか？とか聞いてくるのだろう
「私プリンも欲しい」
「あ、え、プリンっすか…？」
「…えぇ！？先輩！？」
「うるさっ…誰からかかってきたかくらいは確認してくださいよ」
といつも通りの少し呆れ気味の声で言われる
先輩からの電話…
「で、体調どうっすか？」
「ショッピ君の声聞いてたら元気出ました」
「……今すぐ会社にしょっぴきますよ」
「死にます」
ラッキーメンバー
コネシマ
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彩心(プロフ) - 猫鍋さん» 嬉しいお言葉有難うございます！結構前の作品をまだ読んでくださってる方が居ることに感謝です… (2021年8月25日 6時) (
レス) id: bc0d44180c (このIDを非表示/違反報告)
猫鍋 - クリスマスイブで全自分が泣きましたありがとうございます (2021年8月22日 21時) (レス) id: f9f407d9e8 (このIDを非表示/違反報告)
彩心(プロフ) - なのくささん» お返事遅れてしまいすみません。とても嬉しいお言葉ありがとうございます。メンバー一人一人の良さをちゃんと引き出せていたら嬉しいです。暖かいお言葉本当にありがとうございます (2020年1月18日 18時) (レス) id: eadc8168c2 (このIDを非表示/違反報告)
なのくさ(プロフ) - すごい好きです。ショッピ君の良さがすべて詰め込まれていて、一話一話読むたびに胸がくぅぅとなりました。ヒロインちゃんとショッピ君の他の我々だメンバーが、優しすぎて泣けました。本当にいい人なんだと思います。この作品に出会えて良かったです。 (2019年10月2日 0時) (レス) id: b3104d6996 (このIDを非表示/違反報告)
彩心(プロフ) - 有＃脅威推しだが箱推しさん» 変更してきます！ご指摘ありがとうございます！ (2019年2月9日 17時) (レス) id: f5fb710fde (このIDを非表示/違反報告)
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