4話 ページ7
tnside
席に座って仕事をしていると後ろから足音が聞こえた
『富田林さん、もう仕事やってるんですか
あ、お昼一緒に食べられなくてすいません』
｢.......暇やったから
......別に一緒に食べる約束してへんやろ｣
後ろを振り向けば少し悲しそうな顔をして『そっ、すよね』なんて無理矢理笑おうとするこいつ
ちゃう、俺が言いたかったんは
『......仕事しますね』
自分のデスクに戻ろうとするAの腕を咄嗟につかみこちらに引き寄せる
Aは驚いたのかこちらを見て固まっていた
｢ちゃ、うんや！
お前と食べんのが嫌とかじゃなくて
お、れは｣
焦って上手く言葉が出ず俺は慌てながら色々言う
説明しようとすると前で震えている大男
泣かせてもうたか！？
そう思い覗き込むと口を抑えながら震えていた
微かに笑い声が漏れていてそれを必死に抑えてるみたいだった
『す、すい.......ま、せん
ちょ、っと我慢....できない』
｢....え、は？｣
『すいません、ちょっとからかっちゃいました
俺食べる約束なんかしてへんから一々謝んなってことですよね
いやぁ、何かあるかとは思ったんすけどまさか手を掴んできたのは流石にびっくりしました』
俺の言葉の意味わかってくれた
その事にびっくりして笑っているあいつを見つめた
そして、俺は思わず下を向いてしまった
こいつがこんなに爆笑してんの初めて見て俺なんでこんな顔熱いんや
あいつの笑顔めっちゃええやん
.......俺何思ってるんや
今日の俺変や
『.....やり、すぎました？』
俺は人差し指を1本たてる
｢1回や｣
『......へ？』
｢飯1回奢れや
それでチャラにしたるわ｣
『〜〜〜〜〜〜っ！
そんなのご褒美じゃないっすか！』
嬉しそうなこいつの顔を見ると心が暖かくなる
可愛い後輩やから
そう自分に言い聞かせドクドクと早くなる鼓動を無視する
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ふぐまる - 自分この作品に一目惚れしました!!大好きです。更新頑張ってください。後輩君のキャラが好きすぎる…… (2021年11月14日 19時) (
レス) @page16 id: b9922fc0ba (このIDを非表示/違反報告)
碧翔 - 一目惚れ！！！後輩くんとw/r/w/r/d/さんの関係性がめっちゃ気になります！更新頑張って下さい (2021年11月8日 22時) (レス) @page14 id: 0e1788e627 (このIDを非表示/違反報告)
シトラス(プロフ) - この作品に一目惚れしました…もう語彙力が低下するくらい好きです！これからも更新頑張ってください！あとちなみになんですが、オリジナル作品になっていますよ (2021年10月18日 16時) (レス) id: 03b5a0f412 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すぴーど | 作成日時：2021年10月18日 13時
