063 決行日２ ページ14
A「…似合わない？」
櫻井「似合ってる…」
A「…好みじゃなかった…？」
櫻井「ううん…」
A「じゃ…これで、正解？」
櫻井「うん」
いつもの君もきちんとしているけれど
今日の君は特別仕様って感じ
きれいにセットされた髪
控えめなナチュラルメイク
清楚な感じのワンピース
いつもの仕事ができる女って見た目の君じゃない
マニュアル本から抜け出してきたかのような
誰もが好ましく思える清楚な女に変身していて
今からの時間の事を考えると
とてもいいことなんだけど…
A「早起きして、頑張ったかいがありました」
櫻井「え？」
A「だって…自信無かったから
全部、コーディネートしてもらって…」
櫻井「…………」
A「プロに、全部、お任せしました」
櫻井「そうなんだ…」
A「付け焼刃かもしれないけど…
お作法も習いに行ってきたし」
櫻井「へ？」
A「失敗しないか心配で…ついつい…」
櫻井「真面目すぎるっしょ」
A「だって…心配で…
何かしないとって、思っちゃったんだもん」
櫻井「心配性すぎだろ」
A「そんな性格なんだもん、しかたないでしょ」
櫻井「くすくす…可愛いじゃん」
A「も、もっ、私のことはいいから
早く、シャワーしておいでってばっ」
顔を真っ赤に染めた君が
慌てたように声を上げ俺の身体を押しやる
急に照れたような様子の君
どうしたのかと思って言葉を発しようとしても
君の手が俺の背中をぐいぐいと押して
俺の身体を浴室に追いやってしまう
A「小綺麗にしてきてくださいよっ」
君の足音が遠のいていく
まぁ、確かにひどい寝癖だし
起きたばっかだったから髭も伸びてるし
客を迎える格好ではないな…
そう思いながら急いでシャワーを浴びた
緊張の色を隠せない君
そんな君の緊張を
解きほぐしてあげねぇとって思う俺も
すげぇ緊張していて言葉数が減る
約束の時間まであと少し
不安を打ち消したくて君の身体に手を伸ばした
君も俺の身体を抱き締めてくれる
A「ど…したの？」
櫻井「緊張してる…」
A「うん」
櫻井「でも…こうしてっと、安心する」
A「うん」
櫻井「時間まで…こうしててい…？」
A「うん」
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さとみか(プロフ) - はじめまして。しばらく更新されていらっしゃらなかったので待ち焦がれていた更新についコメントを残してしまいました（；＿；）夜桜さんの書くお話が大好きです。お忙しいとは思いますが、これからも楽しみにしています。 (2018年1月26日 18時) (
レス) id: ff0f8b6ad6 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - soraaさん» お返事が、大変遅くなり、申し訳ございませんでしたm(__)m更新も、滞っており、重ね重ね、申し訳ございません＾＾；；ドキドキできましたか？そういっていただけると、とても嬉しいです♪更新スピードは上がらないと思いますが引き続き、よろしくお願いしますm(__)m (2016年3月7日 16時) (レス) id: f4d923564a (このIDを非表示/違反報告)
soraa(プロフ) - 初めまして。昨日、このお話を見つけて一気に読みました。切ないけど、ただ抱きしめあうだけでもドキドキします。翔くんの想いが通じるといいなと祈りながら読んでます。続き楽しみにしています♪ (2016年2月28日 21時) (レス) id: e7c909fbb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜
| 作成日時：2015年4月22日 19時
