君に恋した理由｡【*名前変換オリジナル】

(40)貴方side.　 ページ40

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A「…あーっ！やっと終わった！疲れた！」


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読書感想文を終わらせて大きく背伸び｡

ほんと疲れる―…｡


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なんて思っていると｡


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柚樹「お前の疲れたの基準はなんだよ｡」

A「え…｡」


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なんて言われた｡

いやいや､普通に…普通に疲れるでしょ､読書感想文｡


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A「基準もなにも疲れるものは疲れるんだよ！」

柚樹「読書感想文なんて読んで感想書けばいいだけだろ｡」

A「それが疲れるの！わからないかなぁ…｡」

柚樹「わからん」


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疲れるからっ､本当に！

読書感想文以上に疲れる課題はない…ってくらい疲れる｡


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A「まー､いいけど｡でさでさ！柚樹は課題終わったの？」

柚樹「当たり前だろ､今日始業式だろ｡普通終わってるから｡」

A「…以外に真面目なんだね…｡」


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私だったら無理､無理｡

真面目に終わらせて始業式迎えたことないもん｡

いや駄目なんだろうけど…｡


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柚樹「お前あほだな｡」

A「は？」

柚樹「あほ｡」


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そんなの解ってるっての｡

っていうか柚樹ってばかだとかあほだとか…


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最初は無口だな…って思ってたのに､結構しゃべるしおまけに口悪いし｡


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柚樹「……っての｡」

A「…え？」


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柚樹「できないなら言えっての！」


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…え？言え…って…え？

それは―…


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A「…手伝ってくれたの…？」

柚樹「……暇だったし…暇つぶしだけど！」


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ねぇ､ズルいよ｡


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自分から言ったくせに―…｡


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A「……っ…｡」


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どうしてそんなに顔を真っ赤にするんですか？


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