(39)貴方side. ページ39
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A「……別に!」
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私は撫でられている手を振り払って自分の席についた。
そのとなりには勿論柚樹。
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私は自分の鞄を置いて、
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A「…おはよう。」
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そう呟いた。
柚樹に教えてもらえなかったり佳祐に負けたりしてちょっと不機嫌な私。
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その様子を見て柚樹はフッ、と笑った。
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A「………なによ。」
柚樹「別に?」
A「絶対なんかあるでしょ!言ってよ!」
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私は思わず怒鳴ってしまう。
だって…なんか…恥ずかしいでしょ、こんなの。
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なにもしてないのに笑われて…。
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柚樹「いや…なんか…」
A「なんか?」
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"なんか"
そう言ってから柚樹はだまりだした。
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柚樹「なんか!」
A「なんかってなによ!」
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柚樹「なんでもねーよ。」
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そう言うと柚樹はフイッ、と顔を逸らして窓の方へと顔を向けた。
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よくわからないまま話は切れた。
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A「意味わかんないーっ!」
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そういって私も柚樹と逆の方を向いた。
そこには眼鏡をかけた真面目っぽい人が本を読んでた。
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誰だっけこの人。
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基本的この人喋らないからわからないや。
これからもしゃべることないだろうし。
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柚樹「……ばーか。」
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そんな一言が私の耳に入ってきた。
その瞬間私の耳はピクッ、となる。
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いきなりその発言はないでしょ―…
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A「…どーせ馬鹿ですよーだっ!」
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本当に二大王子って顔だけ―…。
性格悪いんだから…。
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むかつく―…。
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そして私は後ろの女の子と話だした。
いらいらも全部吹っ飛ばすために。
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柚樹「…可愛いんだよあほ…。」
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そんなことをつぶやいてるのもしらず。
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シノハ - この作品、本当の私と性格が…似てる…(笑 次も楽しみにしてます!頑張ってください! (2014年10月12日 0時) (レス) id: 6f5cb1dca5 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ - 萌え萌えです〜( ^ω^ ) (2014年3月20日 15時) (レス) id: a5419c006b (このIDを非表示/違反報告)
清条桜花(プロフ) - すごい良いです(*´_`*)
王子二人ともかっこよすぎ!
めっちゃ主人公にも萌えました!ありがとうございました(つω`*) (2012年12月16日 21時) (携帯から) (レス) id: 9a5d498568 (このIDを非表示/違反報告)
☆聖奈☆(プロフ) - 次も、頑張ってください! (2012年8月3日 1時) (レス) id: 81cb204c94 (このIDを非表示/違反報告)
かりん(プロフ) - 読んだよ~(^^)/頑張って下さい!(*^^*) (2012年8月2日 20時) (レス) id: 0b4d2d930e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*琳檎* | 作成日時:2012年7月1日 14時