(16)貴方side. ページ16
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A「……あっつい……」
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気づけばもう夏休み。
そしてさらに暑く感じる家の中。
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今は暑さ対策のため、
ラフな格好、ミニスカに半袖のTシャツを着ている。
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何処か出かける予定もなかったので、
今日は家でぐーたら…しようと思ってたけど。
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A「…学校行こうかな…」
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こんな蒸し暑い家の中に言えるより、
冷房のかかった学校の図書室にいた方がいいんじゃないかって思って。
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そして、
私はスクッ、とその場に立ち上がって支度をする。
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―…リュックサックに筆箱、好きな小説、課題、携帯、ポーチ…など必要なものを詰め込んだ
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A「……行ってきます。」
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誰もいない家にそう言って
玄関の扉を開けて学校へ向かう。
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けど、
自転車でって言ってもやっぱり暑くて…
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シーブリーズ持ってくればよかった…、なんて思った。
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もしかしたら奇跡的にポーチの中に入ってないかな。とか
もしかしたら奇跡的にリュックのポケットに入れっぱなしじゃないかな。とか
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"もしかしたら"を信じ続けて、学校へ向かう。
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― カチャン、
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自転車置き場に自転車を置いて、
鍵をかけた。そして校舎へ向かう。
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A「…あれ…」
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下駄箱を見ると複数の人の靴があった。
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―…皆結構くるんだな。
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ちょっと感心しながら
私は図書室へと向かう。
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A「失礼しまーす―…」
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ガラッ、と静かに扉を開いて
顔をヒョコッ、と出した。
…知り合いはいないみたい…。
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そして、
私は、はぁ、と一息ついて図書室へと足を踏み込む。
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本当はちょっとだけ。
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ちょーっとだけ、アイツがいるかなって思ってたのかも。
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そして、
カタン、と一番風が来るイスについた時だった―…
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?「…あれ、A?」
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シノハ - この作品、本当の私と性格が…似てる…(笑 次も楽しみにしてます!頑張ってください! (2014年10月12日 0時) (レス) id: 6f5cb1dca5 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ - 萌え萌えです〜( ^ω^ ) (2014年3月20日 15時) (レス) id: a5419c006b (このIDを非表示/違反報告)
清条桜花(プロフ) - すごい良いです(*´_`*)
王子二人ともかっこよすぎ!
めっちゃ主人公にも萌えました!ありがとうございました(つω`*) (2012年12月16日 21時) (携帯から) (レス) id: 9a5d498568 (このIDを非表示/違反報告)
☆聖奈☆(プロフ) - 次も、頑張ってください! (2012年8月3日 1時) (レス) id: 81cb204c94 (このIDを非表示/違反報告)
かりん(プロフ) - 読んだよ~(^^)/頑張って下さい!(*^^*) (2012年8月2日 20時) (レス) id: 0b4d2d930e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*琳檎* | 作成日時:2012年7月1日 14時