◆俺様のカルテ◆ (ページ8)

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「ほっといて下さいよ。」

「一応俺お前の主治医なんだからな？

医者として心配してやってんじゃん。」

まずその口が医者らしくないですよね。

「ご心配どうもありがとうございます。…じゃっ」

強気の口調でそう吐き捨て、櫻井先生を一度睨みつけて立ち去ろうと松葉杖をつく。

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「へー、こんなのに興味あんだ…

『３分でできる骨盤ﾀﾞｲｴｯﾄ』(笑)」

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振り向いて見ると、その手には私が取ろうとしていた本。

それを持つ本人は、口に手をあてて笑っている。

「わっ//悪いですか!?」

「その足でヤんじゃねえぞ？

ヤッたらぶっ殺す(笑)」

…変な所でｶﾀｶﾅにしないでほしい。

「余計なお世話です！」

本当いちいちムカつく。

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「…あっ、あと

そのｲﾁｺﾞﾐﾙｸ、まずいぞ？」

背中に掛けられた言葉を完全無視し、私は松葉杖をついて病室へ向かった。

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「…まったく

なんなのよあの人…。」

病室で一人つぶやきながら、ﾌﾞﾘｯｸﾊﾟｯｸにｽﾄﾛｰを差し込む。

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「……んっ!?

まっずい…！」

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