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なんなのよ！あの医者！
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…と心の中で叫ぶ、一人部屋の病室。
真っ白な壁が逆に眩しいくらいで落ち着かない。
あんな人が主治医だなんて
この先の入院生活が思いやられるわ…。
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ｺﾝｺﾝ
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病室のドアをﾉｯｸする音が響く。
返事をすると
中に入って来たのは、若い看護士さんだった。
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「体温を計りに来ました。」
にこやかに言うと、私に体温計を渡す。
体温なんて…必要なのかな？
「骨折によって熱が出たりもするので、何かあったらすぐに呼んで下さいね？」
「あ…はい。」
呼んだら先生も来るのかな…。
だったら呼びたくない。
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「…それと、櫻井先生。」
「はっ、はい!?」
突然出てきた名前に、つい過剰反応してしまった。
「…ぃえ、
あの先生は、あぁいう人ですからね？」
「はい？」
「悪い人ではないので。」
そう苦笑いを残し、計った体温を記録して病室を出て行った。
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『あぁいう人』？
…って
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『女たらし』ってこと？
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ラッキーアイテム
革ベルト
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作者名：ハロ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/helloamnos/
作成日時：2011年3月11日 21時
