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ｶﾞﾗｯと扉の開く音が掛け布団の向こうから聞こえる。
誰かなんて見なくたってわかる
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「寝てんのか？
おい起きろ。来てやったぞ？」
「…。」
無視して布団を被ったまま寝たふり。
「ったく…
…襲っちゃおうかな(笑)」
ｶﾞﾊﾞｯと私の布団が剥がされた。
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「……え、」
櫻井先生の驚いた表情。
「やっ…見ないで…っ」
ぐしゃぐしゃに濡れた私の頬。
「なんで泣いてんの…？」
「知らないです。」
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すっかり忘れてた
この人は『女たらし』なんだってこと。
最初からわかっていたはずなのに…
私が馬鹿だったんだ。
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「なに怒ってんだよ？」
若干ｲﾗｯとした櫻井先生の声。
「怒ってません。」
「怒ってるし泣いてるだろ!?」
そう怒鳴ったかと思うと、櫻井先生の顔が目の前にあった。
手をベットについて、ｸﾞｲｯと私を覗き込む先生の瞳…。
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ラッキーアイテム
革ベルト
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作者名：ハロ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/helloamnos/
作成日時：2011年3月11日 21時
