俺以外には隠して下さい！2

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チラリとトミーに視線を移すと、少し笑みを浮かべながら口を開いた。


ト｢なんで動画に撮ってたんすか？笑｣

『飲み会で盛り上がったら携帯で動画撮るノリがあんのよ。』

カ｢これ撮ってたの誰ですか？｣

『四千頭身の後藤』

カ｢聞き覚えある声だと思いました！｣

ト｢これ映って無い側には誰が居たんすか？｣

『えーっとあとはね、チョコプラ長田さんとかパンサーの向井さんとか居たかな？』

ト｢羨ましっ！！｣

カ｢本当にそれ。｣

『はい？私が男に電話した事より一緒に居た芸人に着目する？』

ト｢その飲み会のお金払うから見てたいっす。｣

『なんでだよ、私のおかわりに注目しろよ！』

カ｢しかもなんで後藤さんだけ呼び捨てなんすか？笑｣

『いや、事務所の後輩なんだけど...』


きっと俺もトミーも同じことを思っただろう。


ト｢え、先輩が後輩じゃなくて？｣

『なんでだよ！やつらは私より後に芸人始めただろ！』

カ｢えーー！！後輩だと思ってました！｣

『傷付く！！！あいつらの方が売れてるからってぇ！！』

ト｢違います！先輩の方が若いって意味です！｣


なんだよ！謝ろうと思ったのに！とプンスカ怒るAさん。元々関係のあった男性に電話をかけたことよりも、彼女の芸人仲間にウザがられるほど俺の話をして、更には電話の相手にも惚気ようとする程愛されていると分かって尚怒るほど俺はちっちゃい男じゃない。少しでも会おうとしたのかと疑った自分が恥ずかしいくらいだ。


カ｢Aちゃん、怒ってないよ。教えてくれてありがと。｣

『うん、でも軽率だったごめんね。』

カ｢そういうノリになるのは分かるよ。でもまたノリで掛けちゃったら教えてね？｣


この話はもうおしまいだと彼女の手を叩くと、トミーが苦虫を噛み潰したような顔をしてこちらを見ていた。


カ｢何？笑｣

ト｢お前がタメ口使ってんのまじでヒヤッとするわ。俺の前でタメ口すんのやめて欲しい。先輩のことちゃん付けすんのもやばい。先輩だぞお前、舐めんなよ？｣

カ｢なんで俺が怒られてんのかなぁほんとに...｣

『そういえばトミーに上下関係の厳しさ教えたの私だったわ〜』

ト｢お前がタメ口とかしてんの見ると胃がヒュってなる！やばいだろ！先輩にボケ抜きでタメ口すんの！｣

カ｢俺が謝られるっていう回だったのになんで怒られてる？笑｣
＿


aaa・46分前

確かに豪華なメンバー


bbb・29分前

Aちゃんと彼氏さんと知義の動画また下さい

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