検索窓
今日:4 hit、昨日:9 hit、合計:11,737 hit

ページ21

笑いを引きずったトミーはまた口を開く。


ト「図らずしもやっぱり先輩が変な人なエピソードですわ笑」

『え、全然パンピーなんだけど?』

カ「でも変な人の方が芸人としては強いじゃないですか」

『なら変な人でいいわ、なんも狙って無いのが癪だけど。』

ト「あれは?コンビニでえろ本買ってくる罰ゲームの事件。」

カ「あれほんとに酷いですからね!!!!?」

『そないに怒りなさんな』


懐かしい思い出、彼らがまだ大学1年だったか2年だったかの夏の話。


ト「俺とカンタと同期の男連中で大学近くのコンビニに行ってて、ジャン負けがえろ本買ってくるっていうノリになったんだよな?」

カ「嫌なノリですよ」

ト「カンタはいつも絶対ああいうの参加しない癖に絶対じゃんけんしろって言われて見事に負けるしな?笑」

カ「俺負けんのよ」

ト「で、カンタ早く行ってこいって言われてるところに先輩が来たんだよな?笑」

カ「そう!救世主かと思ったのに!!」


カンタは私を睨み付けてふんっ、と鼻息を吐いた。そんな顔して睨んでも可愛いだけだよ。


『何させられてんの〜?可哀想だから私が代わりに行ってあげようね〜?って私がえろ本買ったの。優しいでしょ?』

カ「それが本当に優しさならここで話してません。」

ト「買ってきたあとどうしたんっすけ?笑」

『店員の前でカンタにえろ本押し付けて、もうっ!恥ずかしいです!先輩のえっち!!って叫んで逃げた笑』

カ「大冤罪!!!!!」


ひーひー言いながら笑うトミーをカンタは八つ当たりで殴り付ける。


ト「カンタは女の後輩にえろ本買わせたウザイ先輩としてそこに存在してたからな笑」

カ「俺だけあのコンビニ使えなくなったし」

『別に使えばいいやん笑』

カ「女の子にえろ本買わせた男だと思われるじゃないすか!」

ト「どっちにしろ先輩に買って貰ってんだから一緒だろ笑」


不服そうに眉を顰めるカンタを見てとある疑問が浮かび上がった。


『ちなみに見たの?』

カ「はい?何がですか?」

『えろ本。見たの?』

カ「みっ!?見てません!!!」

ト「そういえばカンタが持って帰ったもんな?笑」

カ「違うっ!押し付けられたの!!」


私とトミーからじっと見つめられた彼は居心地悪そうに身を捩った。


ト「本当に1ページも見てないのか?」

カ「...の、ノーコメントで」
_

aaa・55分前

キイチをハエに例えたんかな


bbb・40分前

見ていないと嘘をつけないかんちゃんかわいいな

にゃん→←変な先輩



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (34 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
153人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぴあ | 作成日時:2022年7月22日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。