俺以外には隠して下さい！2

ANN0 ページ12

ト｢今日マジでやばいぞカンタ！笑｣

カ｢やばい日ではあるなぁ笑｣


初めの決められた言葉を言い終えた俺達はマイクに向かって話していた。というのも今日はオールナイトニッポンのゲストにAさんがやってくる日だった。俺らが正式に公共の電波を使った仕事を共にするのが初めてで、俺もトミーも気合い十分なのは確かだ。


ト｢俺まさか大学の先輩とこういう正式な仕事するとは思わんかったわ！｣

カ｢いや、あの人はこういう真面目な仕事しちゃ危ない人なのよ！｣

ト｢深夜だからギリ行けんの。深夜帯だからギリコンプラ通る人間だから。｣

カ｢深夜だとしても危ないんだって！｣


公共の電波をつかった悪口を後ろで睨み付けているかわいいAさん。そしてゲスト紹介の流れになった。


カ｢それでは本日のゲストにご登場頂きましょう！｣

ト｢本日のゲストは、A先輩です！｣

カ｢いや、ここで先輩って言うな？笑｣

『さっきから聞いてりゃあごちゃごちゃごちゃごちゃうっせぇなぁおめぇらはァ！！！！』

ト｢あー、ほらもうコンプラが歩いてきたよ...｣

『なんだ？ラジオ出ちゃいけない人間とかいいやがってよ！こちとらドラマ出てるんだぞ舐めんなよ！？』

カ｢先輩、ちょっと深夜なんで静かにして下さい？笑｣

『静かにしなきゃいけないところに私を連れてくるのが間違ってんでしょ？誰？誰が今間違ってんの？ん？』

カ｢はいはい、俺らが間違ってますよね？はい、落ち着いて座って下さい。｣


窘める俺をぬるい目で見るスタッフさんとトミー。見られてんの恥ずいなぁこれ...


ト｢ちなみにお前今日かなり色々つつかれるだろうけど覚悟大丈夫？笑｣

カ｢え、なんですか？そんなこと知りません。｣

『私の彼氏の話とか一旦する？』

カ｢あ、今は大丈夫です。他の話しましょう。｣

『え、いいよそんなに遠慮しなくてもさ、色々すべらん話あるぞ〜？』

ト｢じゃあ先輩の彼氏の話聞きたいよ〜って人はメール下さい！笑｣

『私の彼氏めっちゃ変人だからな〜』

ト｢先輩の彼氏世界一変人ですもんね？笑｣

カ｢や、あんまりそんな言ってあげると可哀想ですよね？｣


頭をガシガシとかくとAさんの手がコンとアクリル板に当たった。


『あっ、アクリルあったわ...』

ト｢え？今何しようとしました？笑｣

『いや、カンタの髪の毛整えようと思ったらアクリル板あったんだよ...』

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