俺の妹はアナウンサー。season3 (ページ30)

今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:41,906 hit

・ページ30

潤「許せねぇ…。」

「え？」

潤「週刊誌に売ったのも全部Aを陥れる為だったって事でしょ？」

潤「気に食わないからって全く罪のないAを陥れようとするなんてただのクズじゃん。」

潤「しかも…。」

「もうやめて、」

「これはもう起こっちゃったこと…。」

「たしかに華穂は人間としてクズだった。」

「今更憎んだって何かがあるわけでもない。」

潤「でも！俺は許せねえんだよ！」

潤「俺の唯一の光で可愛い妹が傷つけた事実があるのなら…。」

潤「俺は傷つけた奴の首切ってやってもいいくらいなんだよ…。」

おにいの唇が震えていた。

潤「…ごめん…。」

「ううん…。」

潤「Aはもう傷付かなくてもいいんだよ…。」

「…うん…。」

「とりあえず今は、華穂はどうでもいいから…。」

「もう普通に生きたい…。」

「普通に一人のアナウンサーでいたい…。」

潤「…そうだね、」

潤「俺もそれがいいと思うよ。」

潤「でも、なんかあったらすぐ俺に言えよ…。」

「うん、」

私はもう我慢しなくていいのか…。