俺の妹はアナウンサー。season3 (ページ11)

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顔を上げると…。

二宮さんがいた。

じっと顔を見つめすぎたのか、

二宮さんも私の姿に気付いた。

和「Aちゃん…？」

「そうです。」

和「どうしたの？」

「いやちょっとおつまみを…。」

和「お酒飲むんだ…。」

「結構飲みますよ笑。」

和「家、近いの？」

「そうですね、ここから歩いて五分もかかりません。」

和「へぇ～。」

「あ、来ますか？」

和「ワタクシが？」

「最近一人でずっと夜飲んでので…。」

「人肌を感じたいみたいな…？」

和「じゃあ…お邪魔します。」

「まともに私も話してないです、ここんとこ。」

和「それはアナウンサーとして良くないんじゃない笑？」

「そうですね…あ、私の部屋、なにもないです。」

「テレビもないし…椅子もないです…。」

和「え…いつもどうやって飲んでるの？」

「敷布団を昨日買って…で、そこで飲んでます。」

和「おーなかなかの笑。」