【七つの大罪】原罪の歌姫〜序章〜

シンデレラの日常〜Cinderella daily 〜 ページ33

宴の次の朝。

あ)「昨日はありがとうございました。」

エ)「辛くなったらここに来てね！」

デ)「ボクも待ってるよ！」

あ)「うん。」

メ)「じゃあな。」

ゴ)「バイバーイ。」

そうしてシンデレラは

隣国におつかいに行き、

家へ帰りました。


あ)「た、只今帰りました。」

シーン…

あ)「あれ…姉さん？」

ゴッ

シンデレラは後ろから殴られました。

あ)「っぅ！」

痛みに顔を歪ませ振り返ると

ジ)「遅っせえよ！」

ギ)「今までどこに行ってたの。」

あ)「ごめんなさい。道に迷ってしまって。」

ギ)「どうだか。」

ジ)「ちょっと待て…

　 こいつ酒くせぇぞ！」

あ)「！」

ジ)「嘘ついたなテメェ。」

あ)「嘘なんて…。」

バシッ

シンデレラの頬に痛みが伝わります。

ジ)「ワリィな。

　 ご自慢のお美しい顔に

　 キズつけちった。」

あ)「……。」

ギ)「シンデレラ。

　 あなたが居ない間に仕事が沢山たまったの。

　
　 …今すぐ取りかかって？」

あ)「っ！はい！」

シンデレラにとっての日常が

また始まりました。

あ)「今頃白雪姫達は

　 楽しく過ごしてるのか、な。」





楽しかった彼らとの出来事は

『昨日』のはずなのに、

日常に戻った今では

『遠い日々』のように

思えるのでした。

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