【七つの大罪】原罪の歌姫〜序章〜

第二話 ページ4

コツコツ…

?)「あれ〜？Aじゃ〜ん。」

あ)「…!ヘルブラム卿！!」

へ)「もしかしてヘンドリクセンから任務聞いてきた感じ？」

あ)「はい。」

へ)「へー。てか、その敬語やめてよ〜。チミと俺っちの仲じゃんか。」

あ)「別にお前と、特別な仲な訳じゃない。…ヘルブラム。」

へ)「冷たいなー。」

あ)「お前のその口調も苦手だ。見た目と、合ってない。」

へ)「真面目だなぁ。チミの口調も片言だよ。」

あ)「…それより、ヘルブラム。お前の後ろにいるのは、誰？」

へ)「話を反らしって…ああ、彼女?彼女は俺っちの部下のギーラだよ。」

ギ)「は、初めまして。ヘルブラム卿の部下のギーラと言います。」

あ)「どうも、初めまして。ヘンドリクセン様の部下のAと申します。」

ギ)「もしかして、金剛聖騎士の！?」

あ)「はい。」

ギ)「そうでしたか。あなたがあの噂の…。」

あ)「噂、ですか？」

ギ)「いえ、悪い噂ではなく。…聖騎士になり短い期間で金剛聖騎士になられた方がいると。

　 実力のほどは聞いています。」

あ)「別に、実力なんてないですよ。」

へ)「またまた〜。謙遜しちゃって。」

ギ)「今回の任務は参加されるのですか？」

あ)「はい。ヘンドリクセン様から伺いました。

　 相手は七つの大罪。お互い頑張りましょう。」

ギ)「はい！」

へ)「…くっくっく。」

あ)「何が、おかしい？ヘルブラム。」

へ)「何でもな〜い。人は環境によって変わるもんだね〜と思ってね。」

あ)「意味が、分からない。」

へ)「気にしないでよ。そうそう、喧嘩祭りの任務は明後日出発だから。

　 チミも準備しておきなよ〜。」

あ)「承った。」

へ)「じゃ〜ね〜。」

ギ)「失礼します。」

ﾌﾞﾌﾞ ヘルブラムの部下なんて、大変。

　 …とりあえず、俺も準備、しなきゃ。

コツコツコツ……

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