【 gn 】教えて ページ18
赤の他人。gn様とお嬢様Aさん。
____
深夜1:00。
屋敷のみんなが寝静まった頃がチャンス。部屋の窓に足をかけて、屋敷から抜け出す。実は抜け出すのはもう3回目。慣れたものです。
走って遠くの方の公園に行く。
体力は無いはずだけれど、不思議と疲れない。公園に着いたら右のブランコに座る。ここが定位置。
｢この前までは暖かかったのに、最近の深夜は冷え込むのね。これからは上着を持ってこなくては……。｣
｢あー、秋って知らない？｣
自分とは思え無い声が口から溢れ出す。び、びっくりした。驚いた拍子に顔を上げたため、目と目が合う。凄く顔が整った方だ。
｢あれ、無視ですかー？ おーい。｣
｢す、すみません、驚いて声が出ませんでした。どうかされましたか？｣
｢あー、なんで深夜に若い女の子が外に出てるのかなって。家出？｣
｢……まぁ、そんなものですね。｣
ふーん、なんて興味の無さそうな返事をしながら何かに火を付ける。白い煙が出てきたと共に、あまり好ましくない臭いがする。
｢それ、何ですか？｣
｢……え？ まじで言ってる？｣
凄く馬鹿にするような顔でこちらを見る。常識的な物なのか。ならば私も好きにならないと。
｢……家どの辺？ 送るよ。｣
｢えっと、そこの道を真っ直ぐ行った＿＿あ、大きな屋敷分かりますか？ そこです｣
｢え！？ ちょー金持ちじゃん！！……煙草知らないのも納得だわ。｣
目をきらきらと輝かせている。屋敷に住むのって凄い事なのか。初めて知った。
｢お嬢様が家出ねー。何、”外の世界を見てみたいー！” みたいな感じ？｣
｢大体はそうですね。両親に逆らいたい気持ちで動いています。｣
｢凄い行動力だなー。｣
ぽんぽんと頭を撫でられる。
屋敷にいる人以外の男の人に触られるのは初めてだ。何故かドキドキと高鳴る心臓を抑える。まるで身体がおかしくなってしまったよう。
男の人には恐怖心があったが、不思議と彼には感じない。もっと色々な事を教えて欲しい。
｢あの、また明日も来て下さりませんか。｣
｢え？ 俺はいいけどそっちはいいの？｣
｢大丈夫です、貴方に ”外の世界” なるものを教えて欲しいだけですので。｣
｢ん、分かった。また来るね……お嬢様。｣
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てんちょう。(プロフ) - ぴすけ??さん» こんにちは！ 2度もコメントありがとうございます。バレンタインはやっつけで書いたのでそう言って頂けて嬉しいです。案の件ですが、よければ使って下さい！ 広まればいいなぁ、と勝手に思っております。 (2022年2月27日 18時) (
レス) id: 8ade5aaeee (このIDを非表示/違反報告)
ぴすけ??(プロフ) - こんにちは。二度目のコメント失礼します。バレンタイン投稿とても好きでした……。検索除けの案、使用させていただいても宜しいでしょうか? (2022年2月27日 18時) (レス) id: af576e9416 (このIDを非表示/違反報告)
てんちょう。(プロフ) - さぬきさん» 返信遅れて大変申し訳ございません。さぬきさんが求めていたものを書けて良かったです！ 書かれている方、少ないですよね。(正直もう少しクズな部分を出したかったので、いつか書き直します……。) これからもまったりと更新していくので、時間がある時にご覧下さい！ (2022年2月24日 22時) (レス) id: 8ade5aaeee (このIDを非表示/違反報告)
さぬき - 初めまして。コメント失礼致します。neeDyGlOD軸のgtさんのお話が私の求めていたものにぴったりで、あまりの感動に勢いそのままコメントをさせていただきます。こちらに歩み寄るgtさんが正にクズピで…最高でした。これからも陰ながら応援しています。文字数が足りませ (2022年2月21日 21時) (レス) id: 1f78345ec6 (このIDを非表示/違反報告)
てんちょう。(プロフ) - ぴすけっとの遊び場さん» ありがとうございます！ 深夜帯のお話は簡単にそれっぽい雰囲気が出るので沢山使ってしまいます……。ぴすけっとさんの作品拝見させて頂いておりますが、情報量が多くて読み応えがあり大好きです！！ これからもまったりと更新していくので、時間がある時にご覧下さい！ (2021年12月19日 16時) (レス) @page29 id: 8ade5aaeee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てんちょう。 | 作成日時：2021年10月19日 20時
