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「ほんまに怖なったら、やめるから、
もうちょっとだけ・・・」
「あっ、そこは触ったらあかん」
なんちゅう会話や。
そっから斜め向かいの部屋に入ったみたいやけど、
やたら、ガタガタ激しい音がする。
すぐに、大倉くんの、
ぐずぐずの甘い声が聞こえてきて。
思わず、慌てて、章大の耳、塞ぐ。
俺はあたふたしてんのに。
「二人、甘々やなあ。
もうちょっと音量下げてくれんと、
こっちが、
目のやり場・・・やなくて、
耳のやり場に困るやん。
な？きみくん？」
章大はにこにこして言うだけ。
「聞いてられへんわ。
章大、テラス出よ」
「今から外に？」
章大、びっくりしてるけど、
すぐに、
「それはそれで楽しいな」
て、すぐに切り替えて、楽しみ出した。
章大の、こういうとこ、めっちゃ好きやねん。
ベッドから抜け出して、
床に落ちてる洋服、漁る。
見られてる思うと、
着替えんのって、めっちゃ恥ずかしいな。
舞台の楽屋で、
章大が着替えてる時も、
平静装ってたけど、
めっちゃドギマギしたってんなあ。
パンフレット熟読してるフリして、
なーんも頭に入ってこんかった。
Tシャツ、頭から被って、
章大にも着せてやる。
ついでに、俺のパーカーも。
「きみくんのパーカー、
きみくんの匂いして、
包まれてるみたい。
きゅんてなるなあ」
章大、はしゃいで言うてるけど、
ぶかぶかの萌え袖に、俺のが、胸キュンや。
階下にそおっと降りてく間。
甘ったるいどろどろの鳴き声に混ざって、
なぜか、
「うぎゃっ、やめてやっ」
「丸のど変態っ」
「これ以上は無理っ！」
「あかんっ、もう終わりやっ」
大騒ぎする声も、
時々、混じって、
聞こえてくる。
不思議な攻防が、繰り広げられてる模様や。
「丸ぅ。さっきみたいのんしてぇ」
最後にそう聞こえた後、
やっと、窓の外に到着。
テラスには、
大きな木の下に、
小さな水色のベンチが置いてあって。
章大は早速、そこに駆け寄ってって、
俺を手招きする。
並んで座って、月を見上げた。
「まん丸のお月様、綺麗なあ。
うさぎさん、今日も餅つきしてるかな」
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みき(プロフ) - きみくんと章ちゃんのを読み返させてもらいました！章ちゃん素直で甘えたで可愛すぎます！きみくんも甘々で(*/∀＼*) キュンキュンしっぱなしです！foolさんの作品は何度も何度も読みたくなります〜♪♪また定期的に読み返したいですー！！ (2020年11月29日 22時) (
レス) id: eb998853f9 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - うつせみの、君と でご返信ありがとうございました！こちらのtornちゃんも読ませて頂いてました♪天邪鬼な亮ちゃんが、亮ちゃんで可愛くて♪foolさんの作品は本当にどれも心情がとっても伝わってきます！ (2020年9月25日 15時) (レス) id: eb998853f9 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - 天の邪鬼亮ちゃん降臨(爆)個人的にはヤスくんと亮ちゃんのお話が大好き(笑)二人とも不器用だからなぁ。。(笑)くっついてくれて良かった(笑) (2020年9月22日 16時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
ひ み さ(プロフ) - 天邪鬼な亮ちゃん、可愛かったです(*^^*) ありがとうございました♪ (2020年9月19日 19時) (レス) id: 3389004d8b (このIDを非表示/違反報告)
yume.no.(プロフ) - ついに終わっちゃいましたかー！最終的にはかっこいい大倉くん、ありがとうございます！！終わってしまうのが寂しいです！また別のお話も読ませていただきますね♪ (2020年9月19日 12時) (レス) id: 979f5b0d6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool
| 作成日時：2020年3月23日 22時
