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ちょっとは、
たぁに、喜んでもらえることしたいなあって。
格闘してみたけど、
煮付けのかぼちゃは、
秋刀魚に気を取られてるうちに、
真っ黒に焦がしてしもた。
料理って、同時進行出来んと、
失敗するねんな。
一つ、勉強んなった。
こういう時の保険のために、
鴨ローストとポテトサラダ、
お惣菜で買うて来といて良かった。
胸をなでおろしてるとこ、
ピンポン鳴って。
たぁが帰って来た！って、
エプロン取る間も惜しいて、
そのままの姿で、
たたっと玄関に駆けてって、
ドア開けたら。
そこに立っとったんは、
なんでか、号泣してる丸やった。
顔、涙と鼻水で、ぼろぼろ。
「章ちゃん、こんばんは。
大倉は、ちょっとだけ残業なるて。
はい、これ土産。
お酒と牛乳と、唐揚げと焼きそば」
一応、きちんと挨拶してるんが、
律儀な丸らしい。
けど、手土産は変な組み合わせやな。
あ、全部、亮ん好物か。
なんでそれが、俺の手に？
「ありがとう。
ま、入って。
て、俺ん部屋ちゃうけど。
丸ならええんちゃう？」
丸は俺らの高校の軽音部の先輩やねん。
帰宅部です！て自己紹介で言い切った大倉を、
どうしても、
もっと一緒におりたいていう理由で、
俺が口説いて、軽音部に入れてん。
俺はほんまは、
体操部でも、陸上部でも、
良かってんけど、
大倉が、
運動すんの、しんどいやん、て、
そこは譲られへん、言うから。
俺もギター興味あったし、
ええかなあって、
軽音部んなった。
昔のことは置いといて、と。
リビングのソファに、
丸に、とりあえず座ってもろて。
「なんで、丸、泣いてんの？」
恐る恐る、聞いてみる。
「別れた。
別れてん、亮ちゃんと・・・」
丸、自分で持って来た、
ビール、ぐいっとあおった。
「いつ？なんで？」
「さっき、仕事帰りに、
医院の方に寄ったら・・・
亮ちゃん、
看護師の女と、キスしてた」
「嘘やろ・・・」
「嘘やったらええのに。
問い詰めたら、
亮ちゃん、あっさり認めてんで！」
「浮気を？」
「開き直って、
キスぐらいで、ガタガタ言うなやとか、
そんなん言うねん。
信じられへん、もう・・・」
「それは亮があかん。
お仕置きせな」
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みき(プロフ) - 久しぶりに倉安のお話を読み返させてもらいました！ピュアなたっちょんと天使で策略家な章ちゃん、可愛くてキュンキュンでした！何度読んでも良いですね(*/∀＼*) 全作品を読み返す時間が欲しいです(>_<) (2020年6月28日 13時) (
レス) id: eb998853f9 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃碧(プロフ) - 御無沙汰してます、まさか大好きな倉安をfoolさんの作品で読めるとは！朝から一気に読み、元気100倍、コロナぶっ飛ばす勢いで働いて来ます(｀・ω・´) (2020年3月2日 6時) (レス) id: b2e7866667 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - エピローグ更新ありがとうございます(*/∀＼*) 小悪魔なヤスくんほんっとに可愛いです！ピュアなヨコもまた可愛いです！また更新して頂けるのを楽しみにしております♪ (2019年12月3日 0時) (レス) id: ad46af1069 (このIDを非表示/違反報告)
ひ み さ(プロフ) - お疲れ様でした(*^^*) 小悪魔なヤスくん、やっぱりいいですね(///∇///) 機会があったら、またよろしくお願いします、素敵な作品ありがとうございました♪ (2019年11月27日 2時) (レス) id: 6eb2ce4a4e (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 完結おめでとうございます！お疲れ様でした！小悪魔なヤスくん大好きです♪このお話の続きがもし読めたら嬉しいです。また、色んなメンバーと小悪魔なヤスくんのお話も読んでみたいです。 (2019年11月26日 7時) (レス) id: ad46af1069 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool x他1人 | 作成日時：2019年10月1日 19時
