記憶を消せない【呪鬼】【魔主役】

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鬱「そういえば俺らさっき、変な人に襲われたよな？」

捏「ワカメ髪のお医者さんに斬られたんですよ」

福「ぅわっクロノアくんこれは」

怪異だ！とでも言うか？

福「怪異だぞ！」

ほらね

黒「これは間違いないですね」

福「えー、ここは危険な場所だから、
とりあえず脱出しようか。
僕の記憶では一階の正面入り口の方に
脱出できる扉があるはずだ」

黒「皆さんで探しましょう！」

うーん…

それで簡単に出られないと思うけど

そこからバラバラ死体を見付けたり

外が真っ赤になってたり

床が抜けたり

電話から笑い声が聞こえたり

まぁ予想内のことは起きたよね

案の定出れなかったし

呂「あ！」

ん？

あ…

猿の偶像

鬱「それ見たことある」

呂「じわじわと思い出してきたかも」

『…何、を…？』

希「思い出す…？」

呂「そう言えば昔俺ら…」

鬱「なんかこれ、見たことが…」

あれ

忘れてたの

いやそうか

最初から全部忘れちゃったもんな

希「これ…？」

鬱「ゾム何か思い出した？」

希「あれそういえば呂戌太お前…！」

捏「あれ？あっ！！ちょっと待って…さ、猿山！？」

希「そうだよね！？」

呂「元々猿山のクソ野郎に、この偶像に…」

鬱「あいつクソだっけ！？」

希「呂戌太鬼になってなかった！？」

呂「皆に助けられた気がする…」

…あれ

もしかして最初の頃と私のことは思い出してない…

鬱「てかあの時なんかもう一人居た気がしたんだけど…」

希「え？トントンじゃなくて？」

鬱「じゃなくて」

呂「なんか女の子…」

捏「Aや！！」

希「A…あー！！」

あ

思い出してくれた

でも館のことは分かんないかぁ

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