記憶を消せない【呪鬼】【魔主役】

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『ぇ…』

牢屋…

捏「ん？」

希「え？」

呂「あれ今俺ら斬られた感じが…」

希「今なんか…w八つ裂きにされた気がしたんやけどw」

鬱「え？あれ？」

呂「外傷はないぞ」

牢屋広くない？

いや前が狭かっただけだろうけど…

『ん？』

？「お、黒井くん。あそこに誰か居るぞ！」

？「誰か居ますね！！」

まだ誰かいる…？

呂「誰々！？」

？「君たち大丈夫か！？」

希「誰ですか！？」

？「私は…月刊ヌーの記者の福部七三というものだ」

あったな月刊ヌー

何書いてあるかは知らないけど

福「君たちは誰だ」

？「同じく記者の黒井ノアと申します」

てことはネタ集めで来たって感じかな

もしかしなくても月刊ヌーってオカルト雑誌なんだな

呂「うわぁ！！撮られた！！」

黒「これは大スクープですよ！」

おい大人助けろよ

福「子供がこんなところに囚われている…事件だ！！」

捏「写真を先生に渡さないでください！」

いや

まずこれ帰れるのか？

上のガラス張り天井見てみ？

夕日が負けるほど真っ赤な空よ

『はぁ』

夢の中でこんなこと…

『あー…』

普通の明晰夢じゃない気がして

もしかして４回目の鬼ごっこ…！？

もう嫌なんだけど

この鬼の呪いなんなんだよ！！

『もー、いや…』

しかも皆から私見えてないし！！

そして有能桃瀬どこだよ…

あいつがいない時点でもうここ確実廃病院だよ…

はー…

どうしよ…

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