圧倒的差 ページ4
「美味しい？」
『おいひぃ』
「良かった」
『……年上のはずなんだけどな』
「何？どうかしたノ？」
『なんでダウニーの方がデカイのかなぁ。
差がありすぎて首疲れるんだけど』
「おまいう？
他のイカちゃん達も同じこと思ってるてヨ」
『だって皆まだ若いし』
「Aだってまだ若いデショ。
あと身長はどうにもならナイよ」
『厚底ブーツでも』
「やめときな。バランス取れなくて倒れる
未来しか見えない」
『…ﾑｽ』
「ほらほら、綺麗な顔が台無しダヨ？」
『ダウニー…』
『いつからそんなこと
言えるようになったの。ｵﾈｰｻﾝｶﾝｹﾞｷ』
「なんでそうなるかな」
「…ダウニーさん？」
『？』
「スパイキー、ちゅーす」
「あの、隣の女性は」
「あぁ、俺の彼女」
「かの、え？」
『何？ダウニーの友達？』
「んーン、弟子ダヨ」
「ダウニーさんに
恋人が居るだなんて聞いてないんですが」
「言う必要なかったかなって」
「いやいや」
『へぇ〜、いい人材見っけたねぇ』
「Aはまだ注文すらしたことないヨネ」
『女の勘ってやつよ』
「あっそ」
『んだよ聞いといて』
「あ、それじゃあ俺はもうこれで」
「うん。じゃーネ」
『バイバーイ』
「はい」
『良い子だね』
「…」
『そろそろお開きにするか』
「え、なんで」
『ちょっともうお財布事情的にもね』
「そんなの全然俺が奢るヨ」
『それにすごい一目に着くから落ち着かん』
「…そっか」
『ダウニーがいた路地裏まで戻ろ』
「うん…」
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作者名：僕っ子くん | 作成日時：2023年5月21日 9時
