カナダ1の家族【ranfren】【短編集】

選んでよ【セバスチャン】【ランダル】【リクエスト】 ページ10

取り合いってことでいいんですかね？

キャラ崩壊注意


「ねぇA！」

「あのさ、A…」

「「…」」

『えぇと…』

どうもペットのAです

これが我が家の日常です

私が来た最初の頃はこうじゃなかったんです

「ねぇA！セバスチャン！ほら行こ！！」

「…」

『あ、はい』

「Aは素直でいいね！セバスチャン…？」

「は、はい。行きます、行きます…」

「全く…行くよ」

こんな感じでまだペットっぽい扱いだったんです

でも今はさっきみたいに

ペットとは程遠いというか

取り合いされてるというか…

なんか違う扱いを受けてるんです

「毎回毎回言うけどね。君は僕のペットなの！
僕の言うことを聞いて僕に従うんだから
僕の言葉に被せるのもタブーだって！！」

「で、でも僕はっ…僕はペットじゃない！！」

『…』

ランダルは前よりだだっ子みたいになったし

セバスチャンは反抗的になってきた

「また始まった」

「…」

「A、毎回お前のせいなんだから止めろよ」

『えぇ？』

「まぁまぁニェン。Aは何もしてないさ」

「…ﾁｯ」

『あの、二人ともやめてくださーい』

皆はそれを眺めてまたかと呆れている

私がやめてと言えば１日は穏便になるが

翌日にはあの有り様

「そうだ。
Aがどちら側につけば終るんじゃないか？」

「それだ！」

え？

「「A！」」

「どっちがいいか選んでよ！
勿論僕のペットな君は僕についてくるよね！！」

「A…？僕のほう…だよね？」

『えぇと…あの…』

「「A…？」」

もういやぁ




完


ごめんなさい

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