検索窓
今日:26 hit、昨日:39 hit、合計:16,698 hit

2 ページ2

何回死にかけたか分からない

それでも徐々に生活に慣れてきていた

まぁでも

セバスチャンよりはマシだろう

彼は幾度となく死にかけて毎日汗を垂らしている

こないだはニェン(ルーサーのペット)

に追いかけ回された挙げ句

ルーサーと共に人面蛇に食われていた

何がどうなっているんだ

『…外の空気が吸いたい』

そう思って玄関に向かう

ルーサーとランダルはこの時間は眠っているが

他のペットたちは起きている

それにだけは気を付けなければいけなかった

玄関の扉を少し開けて顔を出した

『!?』

扉の前にこちらを覗く謎の化物

こんなことあり得るのだろうか

いや

あんな化物が家にいる時点でおかしいんだ

『っあ』

食べられる

「A!」

誰かが名前を呼んでいるのも無視して

私はその場に倒れた






「あ!起きた!」

『ぁえ…』

生きている

信じられずにランダルの前に手を伸ばしてグーパーする

「勝手に玄関を開けたらダメだって」

『す、すみません…』

「それに急に倒れるし!!」

『…』

「君じゃなかったら
口にガソリンでも飲ませるとこだったんだよ!!」

『ガソッ…!!?』

それは確実に死んでしまう!!

「君は特別なんだからね!」

『あ、ありがとうございます……?』

特別…

それはどういう意味でなのか

唯一の女だからか

お気に入りなのか

なんとなくなのか

『…』

「あぁ、Aはもう起きたかい?
朝ごはんが出来ている。
早く食べにくるといい」

「ほら、行くよ」

『…はい!』

ちょっとだけ

この日常が楽しくなったかもしれない




ご近所さん【ルーサー】→←ペット…?【ランダル】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (71 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
122人がお気に入り
設定タグ:ranfren , ランフレン , 短編集
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

柏餅(プロフ) - 神すぎます! (4月5日 15時) (レス) @page17 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
aokrrr2(プロフ) - リクエスト応えて頂きありがとうございます!!解釈一致しすぎでめちゃ最高でした!!本当にありがとうございます!! (2月3日 0時) (レス) id: 158e09171c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - リクエストに応えていただき本当にありがとうございます😢😢心臓が痛くなるぐらい最高でした… (1月30日 23時) (レス) @page15 id: 3bfa0dd272 (このIDを非表示/違反報告)
るる - ありがとうございます!最高でした;; (1月30日 19時) (レス) id: 242c9b6728 (このIDを非表示/違反報告)
僕っ子くん2世(プロフ) - ささみさんリクエストありがとうございます!現在の溜まったリクエストを消費したのちやらせていただきます (1月28日 23時) (レス) id: edfe2d669e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:僕っ子くん | 作成日時:2023年12月15日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。