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『いってきまーす』



光は朝から学校の受験生補習たるものに出かけ、

昼間の仕込みで忙しい、祖母とすっかり身体が回復した祖父に
軽く声をかけて玄関を出た。




みんなと合流し、若林くんの待ち合わせ場所まで
移動している最中、
マナーモードにしていた私のスマホが震え、


画面を確認すると光からだった。



『なに?どしたの?補習は?』



光「…お姉ちゃん…」


電話越しの弱々しい声に、


『今家?すぐ帰るから!』



とだけ告げて電話を切り、



『ごめん。ちょっと弟がなんかあったみたい!
帰るね』



両手を合わせて謝り、私は来た道を急いで戻った。


家の前の道を曲がる等の同時に、玄関から

すずと母親が出てくるのが見えた。


『え、なんで?』



父と別れてから、
父方の祖母の家に母親がきたことはない。


しかも、すずを連れてなんて


今日は休みだって言ってたけど
光の電話と何か関係があるんだろうか?



玄関まで見送ってた祖母が私に気づき
中へと手招いたので、母親とすずと入れ違いで
私は家の中へと入った。



2階の光の部屋へと急ぎ、ドアをノックして
返事も聞かずに開けると



『ひか…え?』


私の目には


綺麗な顔に不似合いな

腫れた左頬と赤く切れた後のある唇が


飛び込んできた。

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Runaaaaa(プロフ) - まちゃさん» まちゃ様、コメントありがとうございます。温かいお言葉のおかげで、継続していくことを決める事が出来ました。ゆっくりな更新ではありますがこれからもよろしくお願い致します。 (2019年7月22日 10時) (レス) id: 06d7182586 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ(プロフ) - 毎回この小説の通知メールが来るとすごく嬉しくてそれほどこの小説が大好きです。ドラマが終わった今でも変わりません。だから私は続けてほしいです、Runaaaaaさんの小説ですので、オリジナル要素が多くて全然いいと思います!1意見として捉えてくれたら嬉しいです! (2019年7月21日 23時) (レス) id: 56f3ab45fd (このIDを非表示/違反報告)
Runaaaaa(プロフ) - 故哀さん» お返事が遅くなり、申し訳ありません。重ねて楽しみにしていただいていたのに、久々の更新になってしまい申し訳ありません。嬉しいお言葉に励まされました。これからも少しずつですが更新していきますので、最後までお付き合いのほど、よろしくお願い致します。 (2019年7月5日 22時) (レス) id: 06d7182586 (このIDを非表示/違反報告)
故哀(プロフ) - はじめまして。物語の進め方も書き方もとても上手でとても好きな作品です!これからどうなるのか楽しみにしています! (2019年6月15日 22時) (レス) id: ff320ab344 (このIDを非表示/違反報告)
Runaaaaa(プロフ) - eryさん» コメントありがとうございます。どうお話を繋げていくか、悩み更新が止まっていたのですが、有難いコメントを頂き、再開させて頂くことに致しました。ありがとうございます。今後ともよろしくお願い致します。 (2019年6月6日 23時) (レス) id: 06d7182586 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Runaaaaa | 作成日時:2019年5月17日 23時

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