派手女×挑発的男子3［俺スカ］

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これで、解決したと思っていたのに、


明智はリングから降りてきたのぶおに近づき




明「俺学校辞めるから」



と表情一つ変えずに言う。



東「おい、なんでだよ」



明智はのぶおを見たまま話を続ける。



明「お前のおかげで学校戻れたとか嫌だから。


頼ったとも思われたくねえし」



きっと、明智の傷は深くて。


大人への…人への不信感が、こんな言動を引き起こすのだと私は感じた。



なぜ頼るのが嫌なのか尋ねたのぶおに



明智は辛そうな顔で



明「どうせ裏切んだろ」



と答えた。




私たちと仲良くしていたのも



そう言うフリだと、そう言う明智が



一瞬、言葉に詰まったこと、私はちゃんとわかった。



信じたい、楽しく過ごしたい



だけれどそれを邪魔する過去が彼にはあるのだ。



その言葉を聞いてのぶおは


明智に自分を好きなだけ殴るように言った。



そして、明智はのぶおを殴り始めたわけだが



どれだけボロボロになっても
のぶおは明智を止めたり殴り返したりしなかった。



東「俺は明智を信用してる」



殴ることを辞め、のぶおと会話をした明智に


正義がそう言った。



東「だから信用してくれよ…」



その言葉を聞いて、



原「まあ、私の方が信用できるけどね」



と腫れ上がった顔でいうのぶおを



明智は突き飛ばし、


拳に力を入れて殴ろうとする。



それをのぶおは右手でとめ、


再び明智に話をした。



それを聞いた明智は、

拳をのぶおに掴まれたまま膝まづき、




「…のぶおには頼んないけど」



と、確実にのぶおの名前を呼んだ。



もう一回なんて茶化すのぶおに



うるせぇよ、と言いながら立ち上がった明智を



みんなで囲み、胴上げをした。

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